鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

落合博満氏が「高校野球のテレビ中継は見ない」と聞いて、そんなことがあるのか、と耳を疑った

2024-08-19 | Weblog

 18日にほぼ毎週見ているTBSのサンデーモーニングを見ていて、スポーツコーナーの解説者に落合博満と中畑清の落中コンビが出てきて、いつも通りのプロ野球の結果報告から始まって、今週のスポーツ界のあれこれについて、結果紹介、コメントを紹介していった。そのなかで10日ほど前から始まった夏の高校野球甲子園大会に触れ、司会の膳場貴子が両氏にコメントを求めたところ、中畑氏が「全部テレビで観戦している」と答えたのに対し、落合氏が「私は高校野球は見ません」と答えたのに一瞬、耳を疑った。野球に興味を持つ人なら夏の高校野球甲子園大会を一切見ないなんてあり得るのか、と思ったからだ。プロ野球に携わる以上、高校野球からプロ球団に入る選手は毎年数多くいるし、高校野球界の要人と顔なじみであることがプロ野球人に欠かせない条件であると思っていたのにそれを半ば否定するような感じを与えたからでもある。

 鈍想愚感子は子どもが野球をやっていて、神奈川県の東海大相模高校に入学し、夏の甲子園大会には出場できなかったものの、いつも半ば母校の動静には目を光らせていて、ことしは宿年のライバルの横浜高校を決勝戦で破っての甲子園出場とあって、2回戦からずっとテレビを見ながら応援してきた。ところが、残念ながら19日の準々決勝の第1戦で、関東第一高校に2対1で敗れてしまった。中盤まで両軍の投手の好投で0対0の接戦となり、東海大相模が6回裏の攻撃で初めて得点圏に走者を送ったが、攻守に阻まれ、得点には至らなかった。その直後、相手の関東第一高の先頭バッターに投げた初球をレフトスタンドにホームランを打たれてしまい、結局2対1で敗れてしまった。

 東海大相模高校野球部の監督は数年前から原俊介・元巨人軍選手に代わっており、夏の甲子園大会ス出場は初めてのことだった、思う。原俊介監督は監督が正面に立って野球をしている感じがあり、しばらく低迷するだろう、と思っていたら、その通りだった。それが、20日くらい前の神奈川県大会決勝戦後の監督インタビューでは角張ったところがとれて、柔らかい印象だったので、甲子園大会では期待できるのかな、と思っていたが、まだそこまでいっていないことが裏付けられたような感じもした。

 子どもの野球の応援に行っていた時から、この世界はやたら小姑が多くて、人間関係が大変だというのは随所に感じてきたことだった。いまでもそんな世界の頂点に立つ落合博満氏が「高校野球を一切見ない」と公言するのはそうした周りの声に耐えかねてのことだろう、と思われる。何か一言、落合氏が発言すれば、それが回り回って、どんな波紋をもたらすか、予想のつかないことが起きかねない、と懸念してのことだろう。実際には家で見ているのかもしれないが、対外的には「見ていない」ことで通して、実際にはその世界に詳しい人からこっそり動静を聞いて、必要な情報はチャッカリ入手しているのかもしれない、とも思った。

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みなさんのお宅で使用している家電製品のほとんどで端子ジャックの接触不良が起きていると思われる。そんな場合の対策がこれです。

2024-08-08 | Weblog

 ことしの父の日に息子からミライスピーカーミニをプレゼントされ、接続してみたが、一向に音が出なくてどうしたものか、と思い悩みながらしばらくほっといたが、そうもいかないので、取扱説明書をよく見ると、問い合わせ先が書いたあった。それに電話すると、女性の担当者が出てきた。まずテレビの背面にあるイヤホンの穴にスピーカーに接続した端子のジャックを差し込むところを、我が家のテレにはイヤホンなるものがなくヘッドホンと書いてあるので、「それでいいか」と聞くと、「いい」ということだった。

 それで「全く音がしない」と尋ねると、「お宅のパソコンを外してテレビの代わりにつないで下さい」ということだったので、その通りにやってみたら、なんとミライスピーカーから音が出てきた。その旨を伝えると、「テレビの背面のヘッドホンの差込口に埃などが溜まっていて、接触が悪いと思われる。アマゾンネットなどで端子クリーナーなるものを販売しているので、それを購入して、テレビのヘッドフォンの差込口を清掃してみて下さい。それでも駄目なら、もう一度お電話下さい」ということだった。

 我が家のテレビは購入してもう14年経つもので、これまでヘッドフォンの差込口にジャックなど差し込んだことは1回もないので、この間相当に埃が溜まっているのは間違いないところだ。端子クリーナーと称するものを購入してもいいが、要はその中を掃除すればいい、ということだ、と思い当たり、裁縫箱の中にある太目の針を取り出し、先端に細い糸を巻き付け、ヘッドフォンの差込口に入れ、数回こねくり回す作業を繰り返した。糸を巻き付けたのは差込口に残ってしまっては元も子もなくなってしまいかねないからで、なにかにひっ掛かっても糸が取り出せるようにと思ってのことだった。

 そうした簡易な差込口の掃除を終えて、ミライスピーカーの端子のジャックを挿入し、スイッチをいれたところ、ミライスピーカから音が出てきた。テレビの音より滑らかな音が出て、これなら遠くにいても聞き取りやすい感じがした。ということで、息子のプレゼントに改めて感謝した次第である。

 「端子クリーナー」なるものがある、と聞いたのは初めてのことだが、考えてみれば、家電製品のほとんどはこうしたなんらかのジャックの差込口があり、多くが埃が溜まって接触が悪くなってしまい、十分に機能しなくなっているケースが多いことだろう。アマゾンなどネットで端子クリーナーなるものを検索すると、相当に売れているようだが、すぐに購入する前に鈍想愚感子が試みたように針の糸を巻いてクリーナーとすることも対策のひとつだ、と思われる。ぜひ一度、やってみることをお薦めします。

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夏の納涼歌舞伎を楽しんだ後は「備長ひつまぶし」のウナギの味を堪能した

2024-08-06 | Weblog

 5日は東京・銀座の歌舞伎座へ8月納涼歌舞伎の観劇に出掛けた。いつも事前にネットでチケットを購入するのだが、今回は発売日を失念して気が付いた時にはほぼすべての座席が売り切れとなっていた。以前は1階の一等席に座席を予約していたが、最近はずっと一番後ろの3階B席を予約していくことにしていて、ある時その座席の後方に一回の演目ごとにチケットを販売しているいわゆる立見席のような席があることに気がついて、いつかそんな席から見てみたい、と思っていて、今回そうすることにした。

 開演の50分くらい前に歌舞伎座に着き、いわゆる立見席なる売り場に行き、立ち合いの男性に聞いたところ、やはり演目ごとにチケットを販売しており、11時開演の演目の山本周五郎原作の「ゆうれい貸屋」の観覧料を聞くと1人2500円とほぼ3階B席と同じ料金だった。その料金を払い、1階のみやげ物売り場を覗いてから、開場の10時半に入り口に赴くとエレベーターで3階に上がり、合わせて100席くらいある座席の両端約20席が指定された席のようで、通路から2番目3番目に席を確保した。

 午前11時に「ゆうれい貸屋」が開演し、坂東巳之助演じる桶屋職人弥六が住まいの長屋に朝帰りすると、女房のお兼が里帰りしてしまっていて、そこへ現れた幽霊の染次に一目惚れしてしまい、その染次から恨みを晴らしたい人に幽霊を貸し出す商売をしよう、と持ち掛けられ、乗ってしまい、まんざらでもない稼ぎを手にする。しかし、しばらくして、幽霊たちがなぜかやりがいを失くして、次から次へと去っていってしまう。

 そんな折り、里帰りしていた女房のお兼が戻ってきて、長屋の住人が集まってきて、お経をあげて、幽霊たちを一掃してしまい、弥六とお兼は仲のいい夫婦に戻っていく、という小咄で、結末が一体どうなることか、と心配しながら見ていた観客の胸をなで下ろさせてくれた。座席に外人のカップルが座っていたが、こんな日本の昔の長屋の人情話を理解できたものか、いささか気になった。

 観劇が終わり、すぐ側の銀座三越11階にあるウナギ屋「備長ひつまぶし」に寄り、約30分くらい列に並んだうえ、夏に相応しい鰻ひつまぶしを堪能した。毎年夏に1回、ウナギを食べることにしており、ネットで調べたうえでのお店で、最初はそのまま食べて、2回目はネギとワサビを合わせ、最後は出汁をかけて、3回うなぎ丼の味を楽しむという食べ方をして、うなぎをしっかりと味わわせてくれた。この「備長ひつまぶし」店は愛知県下の名古屋の北にあたる丹羽郡大口町に本店があり、名古屋に4店、大阪、福岡に各1店、東京に5店の計12店を構えており、名古屋出身の鈍想愚感子として初めて知った事実で、今後とも応援していきたい、と思った。

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