30日は東京・渋谷に映画「ランボー 最後の戦場」を見に行った。朝、渋谷の銀行へ行ってから霞ヶ関の東京高裁へ裁判の傍聴に行ったが、月末のせいかこれといった裁判がなくて、わずかに強制わいせつ致傷事件の判決(この種のものとしては最も軽い3年の懲役だった)を聞いて、ふと映画でもみようかな、と思って、先日渋谷へ出た折りにシルベスター・スタローン主演の「ランボー 最後の戦場」を見よう、と思ったことを思い出して、渋谷へ行った。
映画はミュンマーの国境に近いタイのある村にヴェトナム戦争当時の米国戦士がそのまま居ついて、蛇獲りや鍛冶屋みたいなことをして暮らしている。そこへ米国の慈善団体のメンバーがミュンマーの村へ慰問に行くので、船で案内してくれ、と頼みに来る。ミュンマーは軍事政権下で戦争状態で極めて危険な地帯でみすみす命を落としに行くようなものだからと、スタローンは「ゴー・ホーム」と追い返す。ところが、慰問団のなかの女性が再三にわたって懇願するうちに最後は承知して、船で河を上ることになる・
予定した地点に慰問団を送り届けた後に、慰問団はミャンマーの軍の襲撃を受け、団員は囚われの身となる。そこで、米国本土からの要請で、囚われの慰問団救出のため傭兵が雇われ、ミャンマーに赴くことになるが、先導役として再びスタローンに要請が来る。現地のガイドを雇ってミャンマー軍の基地をめざすが、途中でミャンマー軍の偵察隊と鉢合わせし、目の前で現地人が殺されかかっているのを見ているところへ、スタローンが颯爽と現れ、ミャンマー軍兵士をたちどころに殺してしまう。
偵察隊のトラックを使って、基地に潜り込んだ傭兵は雨の中、ミャンマー軍が宴会に酔いしれているうちに囚われの慰問団を救出し、引き上げるが、翌朝になってミャンマー軍の追撃を受け、傭兵はほとんど捕まってしまい、殺されそうになった瞬間にスタローンが乗っ取った機関銃を持って現れ、ミャンマー軍の兵士を次ぎから次へとなぎ倒していく。そんな簡単にいくわけがないと思いながら、胸のすくような戦闘場面を繰り広げ、最後は人質とともに生還する。
そして、スタローンが米国コロラドの故郷の田園に帰ってくる場面を俯瞰して終わりとなる。この場面は最初に慰問団と河を上っていくところで、ヒロインから「故郷はどこ」と尋ねられたスタローンが「コロラドだが、ずうと帰ってない」と答えたシーンが伏線となっている。タイトルの最後の戦場でランボーが最後に故郷へ帰ってシリーズも終わり、ということなのだろう。
これまでランボーのシリーズはテレビでは見たが、封切り館で見たことはなかった。ワンパターンのシルベスタ・スタローンがそれほど好きでもないし、見なくても大体の筋は予想できたからだが、今回はなぜか見てみたい気になった。スタローンの年齢と近いので、いままでの路線をどうするのか、多少の興味でもあったのだろう。
冷戦の終わったいま、戦場らしきところといえばミャンマーくらいしかないかもしれない。もうひとつ、制作費をけちっているのか、スタローンが嫌われているのか、このランボーにしろ、ロッキ-にしろ、スタローンの映画しは総じて美女らしい美女が出演しない。今回のヒロインもそれほど魅力ある女優ではなかった。見ていて胸はスカッとするが、並みの映画で、平日の午後のせいもあって、観客も少なかった。
映画はミュンマーの国境に近いタイのある村にヴェトナム戦争当時の米国戦士がそのまま居ついて、蛇獲りや鍛冶屋みたいなことをして暮らしている。そこへ米国の慈善団体のメンバーがミュンマーの村へ慰問に行くので、船で案内してくれ、と頼みに来る。ミュンマーは軍事政権下で戦争状態で極めて危険な地帯でみすみす命を落としに行くようなものだからと、スタローンは「ゴー・ホーム」と追い返す。ところが、慰問団のなかの女性が再三にわたって懇願するうちに最後は承知して、船で河を上ることになる・
予定した地点に慰問団を送り届けた後に、慰問団はミャンマーの軍の襲撃を受け、団員は囚われの身となる。そこで、米国本土からの要請で、囚われの慰問団救出のため傭兵が雇われ、ミャンマーに赴くことになるが、先導役として再びスタローンに要請が来る。現地のガイドを雇ってミャンマー軍の基地をめざすが、途中でミャンマー軍の偵察隊と鉢合わせし、目の前で現地人が殺されかかっているのを見ているところへ、スタローンが颯爽と現れ、ミャンマー軍兵士をたちどころに殺してしまう。
偵察隊のトラックを使って、基地に潜り込んだ傭兵は雨の中、ミャンマー軍が宴会に酔いしれているうちに囚われの慰問団を救出し、引き上げるが、翌朝になってミャンマー軍の追撃を受け、傭兵はほとんど捕まってしまい、殺されそうになった瞬間にスタローンが乗っ取った機関銃を持って現れ、ミャンマー軍の兵士を次ぎから次へとなぎ倒していく。そんな簡単にいくわけがないと思いながら、胸のすくような戦闘場面を繰り広げ、最後は人質とともに生還する。
そして、スタローンが米国コロラドの故郷の田園に帰ってくる場面を俯瞰して終わりとなる。この場面は最初に慰問団と河を上っていくところで、ヒロインから「故郷はどこ」と尋ねられたスタローンが「コロラドだが、ずうと帰ってない」と答えたシーンが伏線となっている。タイトルの最後の戦場でランボーが最後に故郷へ帰ってシリーズも終わり、ということなのだろう。
これまでランボーのシリーズはテレビでは見たが、封切り館で見たことはなかった。ワンパターンのシルベスタ・スタローンがそれほど好きでもないし、見なくても大体の筋は予想できたからだが、今回はなぜか見てみたい気になった。スタローンの年齢と近いので、いままでの路線をどうするのか、多少の興味でもあったのだろう。
冷戦の終わったいま、戦場らしきところといえばミャンマーくらいしかないかもしれない。もうひとつ、制作費をけちっているのか、スタローンが嫌われているのか、このランボーにしろ、ロッキ-にしろ、スタローンの映画しは総じて美女らしい美女が出演しない。今回のヒロインもそれほど魅力ある女優ではなかった。見ていて胸はスカッとするが、並みの映画で、平日の午後のせいもあって、観客も少なかった。