30日は横浜球場での高校野球神奈川大会の決勝戦、東海大相模対向上戦の応援に出かけた。昨年は確か準決勝戦が満員で入場できなかったので、今回は早めに、といっても1時間前に球場に着くと難なく3塁側の東海大相模の応援席の後ろに席を取ることができた。今年は東海大相模高校は宿敵の横浜高校を昨日の準決勝で打ち破っており、余勢を駆って決勝も突破といきたいところで、応援も力が入るというものだ。試合開始30分前に始まった両軍のシートノックを見ていたら、向上は野手がポロポロと球をこぼしてばかりで、一方の東海大相模は率なくこなし、シートノックを見る限り、東海大相模の圧勝とうかがえた。
で、午後1時のプレイボールで、いきなり先攻の東海大相模は2番の杉崎選手のライトへのホームランで1点を先取した。その裏の向上は足をからめた攻撃で2死ランナー2、3塁で得点機を迎えたが、ここは東海大相模の吉田投手が5番打者を4三振に打ち取り、無事に防いだ。その後は9人の打者のうち7人を左でそろえた向上をバッタバッタと三振に打ち取る快投で、打線もその好投に応え、4回には1点、6回には2点ホームランに吉田投手のタイムリーも出て4点を加え、その後も攻撃の手を緩めず、終わってみれば19安打13点の猛攻で、わずか3安打20三振の向上を圧倒する大楽勝となった。
東海大相模の高校野球は毎年のようにここ横浜球場へ応援に駆けつけているが、こんなに安心して、試合を眺められてのは初めてのことだ。東海大相模が甲子園夏の大会に出場するのは4年ぶり9回目ということだが、4年前の決勝戦を応援に来ていなかったので、とんと記憶にないが、今回ほど楽な戦いではなかったことだろう。打つ手がこれほど見事に決まった試合を見るのは本当に気持ちがいい。途中で、こんなに投打に圧倒して試合を進めていて、さぞかし相手チームに応援はやりにくいことだろう、と同情したくなるほどだった。
それでも東海大相模の門馬敬治監督は試合が決まった瞬間は目に手をやるほど感激していて、司会後のインタビューでも声をふるわせていて、甲子園夏の大会に勝つということは何回成し遂げても感激もひとしおというものなのだろう、と思わせられた。
表彰式も見て、午後4時ころ、横浜球場に外へ出たら、主催者の朝日新聞が号外を配っていたので、1部もらって見てみて、東海大相模のメンバー9人にうちなんと6人までが2年生であったことを発見して驚いた。昨年秋の大会では準決勝で向上に負けているのに今回、その向上に圧勝したのは今回ほぼ9回を投げ切った吉田投手はじめ新戦力の2年生が成長したことによるところが大きいようだ。高校野球界の神奈川県では横浜高校が圧倒的な存在であるが、新鮮な2年生ではそれを身体で感じることもなく、無心で戦えたことが栄冠を勝ち取ることとなったのだろう。いまの2年生は来年の夏にも活躍できるということで、しばらくは東海大相模高校の天下ということとなることだろう。永年東海大相模を応援してきた者としてはこれほどうれしいことはない。
試合を見終わって、JR関内駅の桜木町寄りのところにある伊勢佐木町をぶらついて、いつも立ち寄る古本屋を探したが、いくら探しても見つからなかった。毎年、こうして高校野球観戦に横浜球場に来るのもひとつには伊勢佐木町の古本屋に寄る楽しみもあった。その楽しみをそがれたいまはとってもさびしいものを感じている。
先日もJR中野駅北口をぶらついて古本屋を探したが、1軒も見つからなかった。考えてみれば、いまはインターネットで本の売買が行われており、わずかの売り上げしかない古本屋が街なかから消えていく運命なのかもしれない。これも時代の押し寄せる波のなかの出来事といえばそれまでだが、本を」こよなく愛してきた世代の者としてはさびしい限りである。
で、午後1時のプレイボールで、いきなり先攻の東海大相模は2番の杉崎選手のライトへのホームランで1点を先取した。その裏の向上は足をからめた攻撃で2死ランナー2、3塁で得点機を迎えたが、ここは東海大相模の吉田投手が5番打者を4三振に打ち取り、無事に防いだ。その後は9人の打者のうち7人を左でそろえた向上をバッタバッタと三振に打ち取る快投で、打線もその好投に応え、4回には1点、6回には2点ホームランに吉田投手のタイムリーも出て4点を加え、その後も攻撃の手を緩めず、終わってみれば19安打13点の猛攻で、わずか3安打20三振の向上を圧倒する大楽勝となった。
東海大相模の高校野球は毎年のようにここ横浜球場へ応援に駆けつけているが、こんなに安心して、試合を眺められてのは初めてのことだ。東海大相模が甲子園夏の大会に出場するのは4年ぶり9回目ということだが、4年前の決勝戦を応援に来ていなかったので、とんと記憶にないが、今回ほど楽な戦いではなかったことだろう。打つ手がこれほど見事に決まった試合を見るのは本当に気持ちがいい。途中で、こんなに投打に圧倒して試合を進めていて、さぞかし相手チームに応援はやりにくいことだろう、と同情したくなるほどだった。
それでも東海大相模の門馬敬治監督は試合が決まった瞬間は目に手をやるほど感激していて、司会後のインタビューでも声をふるわせていて、甲子園夏の大会に勝つということは何回成し遂げても感激もひとしおというものなのだろう、と思わせられた。
表彰式も見て、午後4時ころ、横浜球場に外へ出たら、主催者の朝日新聞が号外を配っていたので、1部もらって見てみて、東海大相模のメンバー9人にうちなんと6人までが2年生であったことを発見して驚いた。昨年秋の大会では準決勝で向上に負けているのに今回、その向上に圧勝したのは今回ほぼ9回を投げ切った吉田投手はじめ新戦力の2年生が成長したことによるところが大きいようだ。高校野球界の神奈川県では横浜高校が圧倒的な存在であるが、新鮮な2年生ではそれを身体で感じることもなく、無心で戦えたことが栄冠を勝ち取ることとなったのだろう。いまの2年生は来年の夏にも活躍できるということで、しばらくは東海大相模高校の天下ということとなることだろう。永年東海大相模を応援してきた者としてはこれほどうれしいことはない。
試合を見終わって、JR関内駅の桜木町寄りのところにある伊勢佐木町をぶらついて、いつも立ち寄る古本屋を探したが、いくら探しても見つからなかった。毎年、こうして高校野球観戦に横浜球場に来るのもひとつには伊勢佐木町の古本屋に寄る楽しみもあった。その楽しみをそがれたいまはとってもさびしいものを感じている。
先日もJR中野駅北口をぶらついて古本屋を探したが、1軒も見つからなかった。考えてみれば、いまはインターネットで本の売買が行われており、わずかの売り上げしかない古本屋が街なかから消えていく運命なのかもしれない。これも時代の押し寄せる波のなかの出来事といえばそれまでだが、本を」こよなく愛してきた世代の者としてはさびしい限りである。