26日、東京都内のホテルで行われた秋篠宮眞子さんと小室圭氏の記者会見は冒頭から用意してきた書類を読み上げ、質疑応答も事前に宮内庁記者クラブから提出された5つの質問に文書で回答する、というおよそ記者会見らしからぬ結果となった。こんなことなら、コロナ禍のもとリモートで行うか、文書だけの配布で済ませた方がよかったのではないか、と思われる。内容はほとんど予想通りのものだったが、ひとつ気になったのは小室圭氏の米国留学はじめ、圭氏の母親の借金の問題について眞子さんが指示した通りに行ったとのくだりで、そんなことはありえないことで、大きな嘘があると言わざるを得ないということだ。
30歳にもなる男性が自らの生き方をいかに皇族とはいえ、将来の伴侶となる眞子さんの指示に従って行っていた、ということがまず信じられない。それにそう言う眞子さんの隣で聞いている圭氏がいかにもどうしょうもないダメ夫であるように見えて仕方がなかった。一体、圭氏の米国留学、そして米国での弁護士活動をどうして眞子さんが指示することができるのか、弁護士というものがどういうものであるのか、眞子さんがどのくらい知っているのか大いに疑問である。
そうならば、圭氏が大学を卒業して三菱UFJ銀行へ就職してから数年で辞めて弁護士の道へ進んだことも眞子さんの指示で行なったことになる。それに眞子さんがそうした指示をするにあたって、周りのだれか事情を知る人に相談することはなかったのか、そして身内の父親の秋篠宮殿下、もしくは紀子さまに相談することはしなかったのか、ということになる。そうしていれば、圭氏への対応ももっと違ったものとなっていたことと思われる。
だから、実際は圭氏が自らの身の振り方を眞子さまに相談しながら行ってきたのが真相に近いのではなかろうか。世間では圭氏が婚約者の眞子さまを一人にして、勝手に米国へ留学に行ってしまったことについて評判が芳しくないので、二人で相談して、そういうことにしてみなさんに説明しよう、と画策したのではないか、ということが考えられる。そうすれば、これまでの経緯について、いくらかなりの了解が得られるとでも考えたのだろう。
それと眞子さんは皇室のなかで何事も自由にできないもどかしさを感じていて、いっそ米国へでも行ってしまいたい、との考えがあったのではなかろうか。それで、圭氏と話しあって米国へ逃げ出す方法を二人で考え出したのが、今回の始末と相成った、とも考えられなくもない。そして、もうひとつの難題である圭氏の母親の元婚約者からの400万円の借金についても解決の方法についても眞子さまが指示したということにすれば、話の辻褄が合う、とでも考えたのだろう。
しかし、二人で考えた結果はあまりにも無理なシナリオで、すぐに嘘と露見する浅はかなものでったし、この先の二人の新生活を考えると、とんでもないことになるのは見え見えである。仮にいままでの路線を仕組んできたのが眞子さまの指示によるものだった、としたら、今後もこの路線で行くことになるが、果たしてそれでうまく回っていくものなのか、大いに疑問がある。
大事なことは自ら考えたことについて、周りに親身になって相談できる人がいるかどうかで、だれでもそうした人を1人か、2人くらいは持っているのである。ところが、眞子さん、圭氏の周りにはそうした人はいなさそうで、そうした事情は米国へ行っても変わらないだろう。ということはお二人の新生活は遅かれ、早かれ破綻するのは目に見えている。記者会見を開いても質疑応答を拒否した今回の会見で見えてきたのはそういうことである。
追記(10月28日)眞子さんは一私人となり、渋谷区のマンションに1人住まいとなったが、「個人警戒対象者」として警視庁のの警護課、もしくは警衛課が警護に当たる、という。生活に必要な物資の購入については宮内庁の女子職員が代行する、という。そうした費用は税金で賄われることとなり、私人といってもカッコ付きの私人のようだ。眞子さんは国際免許証も取得する意向のようで、これも宮内庁の職員が事務を代行することとなろう。問題は米国に行っても日本の警察、宮内庁が面倒をみるのだろうか。日本の警察の要人警護は武器の携帯が許されないためできないことなっているというので、どこまでできるか、さらにはその経費負担どうするのか、をという問題は残る。
28日発売となった週刊誌2誌によると、美智子皇太后は眞子さんの結婚話が出た最初から小室家の対して疑問を持っていたし、秋篠宮も紀子さまも結婚について賛成していなかった、という。小室圭氏の母親の借金の件のトラブルなどを深く懸念していた、という。ということは眞子さんは体よく追い出されたというのが真相のようで、眞子さんの先行きはどう考えても決して明かるいものではないようだ。