毎週木曜日になると、退任前に在籍していた会社のの社内掲示板にアクセスするのを習慣としていた。ところが、先週から何回ログインしようとしても「パスワードが違います」といってはね返され、見ることができなくなってしまった。最近、外部とのやり取りや興味のあるホームページを見に行った際にも不具合いが起きているので、当方のパソコンのせいかな、とも思っていたが、やはり何らかのシステム変更でも行われたのだろう、と思って、旧知の担当者に問い合わせのメールを出して置いた。といっても金曜日の夜だったので、返事は土日には来なかった。
退任時には会社のメールアドレスはそのままなので、しばらく自宅のパソコンに転送してもらうように頼み、それと後輩の消息を知るのに、毎週木曜日に開かれる幹部会で人事異動が発表されるし、お知らせで訃報が出るので、その内容をチェックすることで、たまに会ったりした時に最近の状況が頭に入っていて何かと都合が良かった。時には親会社の人事も掲載され、新聞には載らないような人事を知ることもあり、ある意味では重宝していた。
もちろん、その幹部会では冒頭に社長の現況報告がり、月に1回業況報告があり、それを見ていれば会社の状況を掴むことができた。だから、いまのような広告情勢が厳しい時にはその実態をつぶさに知ることができた。
で、30日に親会社の株主総会があり、出席したところ、バッタリとTさんと会い、話しているうちに掲示板が外部にシャットアウトされたことになり、なんとTさんは早々と事情を知り、関係者に電話で抗議していたことが判明した。だれかの指示で、たとえOBといえども掲示板にアクセスできないようにした、というのである。業況が厳しくなっているので、一切の情報漏洩を防ぐことにしたのだ、いう。
家に帰ってメールをチェックしたところ、果たしてシステム担当者からその旨を伝える返信が届いていた。曰く「上からの指示です」と申し訳なさそうに打ってきた。
この3月中旬に同期の連中が集まる会合があり、そこで会社の現況について少し話した記憶があるが、一瞬そんなことが伝わって今回の措置につながった、と考えたが、まさかそんなことはないだろう。業況が厳しく、直近のOBをも信じられなくなってきて、当事者としてはそこまで追い込まれている、ということなのかもしれない。会社の機密情報が含まれている幹部会の内容は掲示板などに掲載せずに社員にメールで出せばいいのに、と思うが、それも外部の勝手な言い分と片づけられてしまいそうである。
OBとしては元いた会社が健在であってほしい、と願う気持ちは十分にあり、少しでもお役に立つことがあれば力を貸すことも辞さない、考えであるが、そのためには置かれた状況がどうなのか、を判断する手がかりくらいはほしいものだ。
そんな思いも断ち切られて、ちょっぴり淋しい気にさせられたが、たまには後輩と酒でも飲んで、コミュニケーションと図れ、ということなのだろう。
退任時には会社のメールアドレスはそのままなので、しばらく自宅のパソコンに転送してもらうように頼み、それと後輩の消息を知るのに、毎週木曜日に開かれる幹部会で人事異動が発表されるし、お知らせで訃報が出るので、その内容をチェックすることで、たまに会ったりした時に最近の状況が頭に入っていて何かと都合が良かった。時には親会社の人事も掲載され、新聞には載らないような人事を知ることもあり、ある意味では重宝していた。
もちろん、その幹部会では冒頭に社長の現況報告がり、月に1回業況報告があり、それを見ていれば会社の状況を掴むことができた。だから、いまのような広告情勢が厳しい時にはその実態をつぶさに知ることができた。
で、30日に親会社の株主総会があり、出席したところ、バッタリとTさんと会い、話しているうちに掲示板が外部にシャットアウトされたことになり、なんとTさんは早々と事情を知り、関係者に電話で抗議していたことが判明した。だれかの指示で、たとえOBといえども掲示板にアクセスできないようにした、というのである。業況が厳しくなっているので、一切の情報漏洩を防ぐことにしたのだ、いう。
家に帰ってメールをチェックしたところ、果たしてシステム担当者からその旨を伝える返信が届いていた。曰く「上からの指示です」と申し訳なさそうに打ってきた。
この3月中旬に同期の連中が集まる会合があり、そこで会社の現況について少し話した記憶があるが、一瞬そんなことが伝わって今回の措置につながった、と考えたが、まさかそんなことはないだろう。業況が厳しく、直近のOBをも信じられなくなってきて、当事者としてはそこまで追い込まれている、ということなのかもしれない。会社の機密情報が含まれている幹部会の内容は掲示板などに掲載せずに社員にメールで出せばいいのに、と思うが、それも外部の勝手な言い分と片づけられてしまいそうである。
OBとしては元いた会社が健在であってほしい、と願う気持ちは十分にあり、少しでもお役に立つことがあれば力を貸すことも辞さない、考えであるが、そのためには置かれた状況がどうなのか、を判断する手がかりくらいはほしいものだ。
そんな思いも断ち切られて、ちょっぴり淋しい気にさせられたが、たまには後輩と酒でも飲んで、コミュニケーションと図れ、ということなのだろう。