鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

中国がグローバル経済を推し進めていくいうえで、どこまで妥協していくのか、気になることは?

2022-09-27 | Weblog

 26日朝のテレビ東京の経済番組、モーサテを見ていて、たまたま中国の株式市場の有望銘柄を取り上げていて、見ていると、スポーツ用品メーカーの「安踏体育用品」や、衣料品・スポーツ関連企業の「李寧」を取り上げていた。いずれも時価総額3,4兆円の巨大企業であり、なるほどと思わせたところで、画面を見ていると、前者の「安踏体育用品」は「アンタ・スポーツ・プロダクツ」と、後者の「李寧」は「リーニン」とカタカナ表記も併記されていたのにおやっと思った。日本では社名に英語も併記するのは当たり前となっているが、中国でも同じように英語が表記されているのに改めて中国政府の国際社会への姿勢を見せつけられた思いがした。

 続いてテレビ東京が取り上げた「中国旅遊集団中免」社も「チャイナ・ツーリズム・グループ・デューティフリー」とカタカナ表記していた。考えてみれば、中国はいまや米国に次いで世界第2の経済大国となっており、米国へはもちろん、日本、へも欧州工業製品はもちろん、日常必要な物資を輸出しており、従来の漢字表記だけではやっていけなくなっている。日本にとっても中国は最大の貿易相手国である。だから社名だけでなく、製品名も漢字表記に合わせて英語も表記しないと売れなくなっている。グローバルに活躍していくうえで、英語表記は欠かせない、ということなのだろう。

 中国の習近平主席の名前の読み方は日本ではシューキンペイと発音され、欧米ではシーチンピンと言われているようだが、表記は漢字や簡体字が用いられているようでもない。中国に日本のようなカタカナ表記があるのか、定かではないので、不明とするしかないが、日本のようにローマ字表記にでもしているのだろうか。中国語と英語は主語述語の順で書かれているので、そのまま表記することはありうることではあるし、覚えるのに日本語ほどは難しくない、と言われている。

 グローバルな経済活動を展開するには社名、製品名などを英語表記するのはいまや欠かせないことである。中国と米国の間でお互い上場企業への投資は進められていることだろうし、あまたの経済的なやりとりも進んでいることだろう。特にデジタル分野の技術的な内容についてはすでに英語表記が中国のなかでは相当に浸透していることが十分に考えられる。となると懸念されるのは中国の古来からの伝統、考え方というものが英語圏のものの影響を受けて、変質していってしまうのではないか、ということである。お互い世界の経済の覇権を競うような立場にある両国がこの面でいかなる歩み寄りをみせるのか、興味あるところである。 

 こう考えてくると、中国企業の英語表記」はいまや当たり前のこととなっていて、とかく米中の対立が云々されてはいるが、どっこい中国は米国との経済面でも協調は欠かせないものとなっているのだな、と思わざるを得ない。日本とは違う形でグローバル経済を推し進めている中国が今後、どういう形で欧米文化を取り入れていくのか、日本としても参考とせざるを得ないだろう。

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26日早朝、都心の大空に見慣れぬ異常物体が飛行し、おそらく東京湾にでも墜落したのを目撃して、考えたこと

2022-09-26 | Weblog

  26日朝5時半頃起きて、ベランダに出て外を眺めたところ、当マンションから西南の方向に地上から2,300メートル上がったところまで直線のような雲が伸びており、先頭に光るようなものが見えた。上昇しているように見えたが、その動きは緩やかで、どう見ても飛行物体の航跡のようであった。しかし、飛行機にしては動きはそれほど早くなかった。普通、飛行機の航跡は常に空中に描かれ、今回のように地上からそのまま空に突き進むようなものは見たことがない。民間のロケットにしてもいかにもその動きは鈍く、一体何だろう、と思われた。

 で、少し目を離して、再び不審な航跡を見たところ、空の頂点に達したかと思うと、急に速度を増して進み、上空を横切り、東方面へ飛んで行き、航跡は東京湾方向へ伸びて、地上、もしくは東京湾へ落ちて行ったように見えた。早速地図を取り出して、実際の航路というか、飛行状況を確認すると、どうやら横浜市緑区、もしくは旭区の山岳部あたりから発射され、川崎市、東京都目黒区、もしくは大田区の上空を通り過ぎて東京湾に落ちたものと見られた。

 飛行の航跡からして、どう見ても民間のロケットだと思われる。航跡は最初は線であるが、時間が経つと雲状態となり、最後は広がって、1時間もすると、雲のような感じとなり、航跡かどうかはだれもわからなくなってしまう。空になんらかのの異変があると、その筋の専門家が見つけたりすると、すぐにテレビなどに通報して、テレビが取り上げたりすることよくあるが、時間的に動きの鈍い早朝なので、気が付いた人が少なかったのか、どこのテレビも取り上げていないようだった。

 それにしても一体、だれがどんな目的でこんなことをするのだろうか、興味本位ですることにしてはちょっと異常な感じがする。いまのところ、民家に墜落するなどのような事態には至っていないものの、素人がやっているとしたら、どこかに墜落し、火事が起こすような事態となっても不思議はない。民家だったら、死傷事故になることだって十分に考えられる。仮にそうしたことにでもなれば、立派な犯罪である。爆薬に詳しい好事家が面白半分にやったとしても、万が一にも事故になるのではと考えない、のは片手落ちである。あれだけのものを打ち上げるのだから、それなりの知識は持ち合わせ、どこらあたりに落ちるかも計算したうえでの試みだと思いたいが、かりに何らかの企みを持ったうえでの試みだとしたら、怖いことだし、このまま放っておけない、と思った。

 法律的にも宇宙に関係する法律でもあるとしたら、民間人が勝手に空へロケットを飛ばすようなことは許されることなのだろうか。安倍元首相を殺した山上徹也容疑者が殺人罪以外にどんな法律で罰せられるかは今後の問題だが、爆薬で銃器を製造した罪も課されるのは明らかだろう。爆薬でロケットを作るのはともかく空に放つことは犯罪に相当するのではなかろうか。少なくとも他人に被害を与えることを考慮しなかった罪は課されることだとう。

 いまのところ、今回の事件は明らかとなっていないが、今後事態が明らかにされるにつれ、今後はこんなことが安易にできるような状況だけはなんらかの対応ででも取り締まってもらいたい。いまの岸田政権は防戦一方で、とてもこうした事態に即応できるだけの余裕はなさそうだが、最低でも霞が関の官僚にだけは考えてもらって、国民が被害を蒙ることのないような事態にしてもらいたいものだ。

 最近は何起きても不思議がないような危ない世相となってきたが、これも岸田政権が国民を無視した政治を繰り広げているからなのだろうか。一国の政治が乱れるとこんなものなのかもしれない、思った次第。

追記1(9月30日)あとで考えたら、この日は翌日に故安倍元首相の国葬が東京・千代田区の武道館で行われる日で、飛行物体が飛んだ軌道は丁度、その武道館をねらって試しに行ったものではないか、と思われた。地図上で計ったら、約25キロ強で、それを東京湾に墜落させたのだから、武道館あたりをねらって発射することなど容易に計算できるのではないか、とも思われた。だからといって、警察なり保安当局にご注進するようなことでもないし、この日の現象に気がついてマスコミに伝えたような形跡もなさそうだったので、27日当日の状況を見守った。怪しげな飛行物体が飛んでいたのはせいぜい5,6分だったので、国葬開始の午後2時10分くらい前からずっと当マンションののベランダから西南方面を伺って注視していたが、残念ながら結局国葬の終わる6時過ぎまでそうした動きは見られなかった。結局、単なる物好きの気晴らしに過ぎなかったのだろうか、それにしても人騒がせな人もいたものだ。安倍元首相に対しては超保守派の一政治家としか思っていないが、その国葬に異を唱える輩が仕掛けたであろう試みを目撃する機会を逃したことになったのかも知れない、と思った次第。

追記2 先般の9月26日朝に不審な飛行物体を見かけてから約1カ月経った10月23日朝、当マンションの東の空に先日見かけた小型ロケットの航跡のようなものが再び見られた。空の上方から東京のどこかをめがけて飛んでいるように見えた。その後、見ていると、同じようなものが2つばかり見かけられた。いずれも上空からしか航跡は見えず、地上に突入するような感じは見受けられず、途中で消滅してしまったようにも見えた。航跡は雲のように広がり、しばらくすると見えなくなってしまい、気が付いた人がでれくらいいたのか、といった感じだった。先日のように海面、もしくは地上の物体に当たるような感じではなかった。ということは飛んでいるうちに消え去ってしまったのかもしれない。こんなことをする人がいるのかしら、一体何のためにしているのか、想像がつかない。

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