30日は競馬の3歳馬のチャンピオンを決める日本ダービーの日で、この日は昔から胸が騒ぐ。ここ数年は決まってマンションの定時総会が午前中開かれるので、その後はテレビの前に座って観戦するのが決まりとなっている。今年は皐月賞前後の前哨戦まで勝ち馬がくるくると変わる混戦ダービーのはずが、ふたを開けてみれば皐月賞を制したヴィクトワールピサと青葉賞を勝ったペルーサが断トツの人気。この2頭に先行すると思われる13番のゲッシュタルトを絡めて勝負したが、伏兵の1番エイシンフラッシュが栄冠に輝くこととなり、惨敗となった。
がっかりして、夕刻にパソコンで他に買った馬券をチェックしたところ、東京第9レースで4番のマイネルキーロフからスポ-ツニッポン新聞の本命の13番エオリアンハーフへ1点だけの4番13番の馬番連勝がなんと3万1820円もの配当がついていて、驚いた。マイネルキーロフに着目したのは馬券戦術の基本である調教タイムが良かったからで、条件クラス戦ではたくさん買ってもあてにならないので、調教タイムのいい馬から本命の馬へ1点勝負ということに決めている。その決めが運よく当たったようで、多分いままで的中したなかで最高の配当となった。パソコン画面で的中がわかった時は大声で、「ええっ」と叫び、かみさんのところへ行ってその旨を伝えると、同じように大喜びしていた。
実は1週間前の牝馬のチャンピオンを決めるオークスでもいわゆる万馬券を獲っていたので、2週連続して万馬券を獲ったことになる。万馬券は購入した100円馬券が1万円、つまり100倍の配当がつく馬券のことで、かつては1日に1回くらいしか出なくて、万馬券といってもてはやされたものだった。最近は三連単馬券が発売されるようになってからは競馬開催日には毎日どころか、毎レースごとに出ていて、珍しくもなんともないが、往時を知るファンにとって”夢の万馬券”なのである。
その万馬券をクラシックのオークスで獲ったのだから、なおさら嬉しかった。その日のオークスは前哨戦の桜花賞とフローラステークスを勝ち抜いた17番のアパパネと18番のサンテミリオンが人気で、前哨戦で2着となった2番のアグネスワルツと6番のオウケンサクの4頭をからめ、連勝馬券と三連複馬券をボックスで買ったつもりが、どういうわけか6番でなく7番を買ってしまっていた。走っている時は新国立劇場でオペラ観賞していたので、帰宅してからビデオでレースを見てみたら、2番と7番の馬が先行して、そのまま17番のアパパネと18番のサンテミリオンが突っ込んできて、デッドヒートを演じ、2番のアグネスワルツが3着に残り、三連複は1万180円の万馬券となった。三連複馬券で万馬券を獲ったのは初めてのことで、もちろん、連複馬券の1870円も的中となった。クラシックのオークスでの連複、三連複のダブルで馬券が的中したのは気持ちのいいことだった。昨年一何は万馬券を獲ったことがなく、2年ぶりの万馬券ゲットだった。
そのツキは翌週も持ち越されたようで、日本ダービー前日の土曜日も軽く買った馬券が配当は大したことなかったものの、2レースも的中した。その余勢を駆って日本ダービーも獲れるのか、と期待したが、そうはうまくいかなかった。それでもツキは残っていたと思ったら、思わぬどんで返しが待ち構えていた。
翌31日朝、新聞で万馬券を確かめたところ、東京第9レースの馬番連複馬券は13ー14で2760円の配当で、狙った4番の馬は3着となっていた。確かに昨夕はJRAのホームページの払い戻し欄で、「連複4-13で、配当3万1820円」と出ていた。配当金額を書き写しているのだから、間違えるはずはない。念のため、同時開催の京都競馬、それに29日土曜日の東京、京都の第9レースを改めてみたが、「連複4ー13で3万1820円」とは出ていなかった。昨夕にかみさんとあれだけ大喜びしたのは一体何だったのか、キツネにつつまれたような感じで、本当に”夢馬券”となってしまった。
もうひとつ打ち明け話をすると、オークスの日の年初からずっとプラスだった競馬口座の残高がゼロとなり、当たらなければ翌日には入金しなければいけないところだった。いわば背水の陣で臨んだオークスだった。
競馬なんてそんなものさ、と悟るくらいでいいのかもしれない。
追記 やはり納得がいかなくて、31日午後に日本中央競馬会に電話して聞いてみた。「昨日の東京第9レースは事故がありましたか」との問いかけで、ホームページの配当が誤記されていたことを尋ねたのだが、出てきた男性は「そんな抗議はあなたが初めてで、見間違いではないですか」とやんわりと否定された。いくらJRAのホームページで配当318.2倍とはっきりと見た、といっても取り合ってくれなかった。オンラインで払い戻しが自働送信となっているのなら、恐らく一瞬ゴミでも入って誤動作でもしたのだろう。まさか、いまどき人手で入力しているわけがないのだろうから、入力ミスというのは考えにくい。300倍もつくような高配当の馬券を購入した人はそんなにいないだろうし、一瞬の間にJRAのホームページにアクセスするような人もまずいないことだろう。しかもこんなことで、JRAに直接問い合わせるような人もまずいないことだろう。
がっかりして、夕刻にパソコンで他に買った馬券をチェックしたところ、東京第9レースで4番のマイネルキーロフからスポ-ツニッポン新聞の本命の13番エオリアンハーフへ1点だけの4番13番の馬番連勝がなんと3万1820円もの配当がついていて、驚いた。マイネルキーロフに着目したのは馬券戦術の基本である調教タイムが良かったからで、条件クラス戦ではたくさん買ってもあてにならないので、調教タイムのいい馬から本命の馬へ1点勝負ということに決めている。その決めが運よく当たったようで、多分いままで的中したなかで最高の配当となった。パソコン画面で的中がわかった時は大声で、「ええっ」と叫び、かみさんのところへ行ってその旨を伝えると、同じように大喜びしていた。
実は1週間前の牝馬のチャンピオンを決めるオークスでもいわゆる万馬券を獲っていたので、2週連続して万馬券を獲ったことになる。万馬券は購入した100円馬券が1万円、つまり100倍の配当がつく馬券のことで、かつては1日に1回くらいしか出なくて、万馬券といってもてはやされたものだった。最近は三連単馬券が発売されるようになってからは競馬開催日には毎日どころか、毎レースごとに出ていて、珍しくもなんともないが、往時を知るファンにとって”夢の万馬券”なのである。
その万馬券をクラシックのオークスで獲ったのだから、なおさら嬉しかった。その日のオークスは前哨戦の桜花賞とフローラステークスを勝ち抜いた17番のアパパネと18番のサンテミリオンが人気で、前哨戦で2着となった2番のアグネスワルツと6番のオウケンサクの4頭をからめ、連勝馬券と三連複馬券をボックスで買ったつもりが、どういうわけか6番でなく7番を買ってしまっていた。走っている時は新国立劇場でオペラ観賞していたので、帰宅してからビデオでレースを見てみたら、2番と7番の馬が先行して、そのまま17番のアパパネと18番のサンテミリオンが突っ込んできて、デッドヒートを演じ、2番のアグネスワルツが3着に残り、三連複は1万180円の万馬券となった。三連複馬券で万馬券を獲ったのは初めてのことで、もちろん、連複馬券の1870円も的中となった。クラシックのオークスでの連複、三連複のダブルで馬券が的中したのは気持ちのいいことだった。昨年一何は万馬券を獲ったことがなく、2年ぶりの万馬券ゲットだった。
そのツキは翌週も持ち越されたようで、日本ダービー前日の土曜日も軽く買った馬券が配当は大したことなかったものの、2レースも的中した。その余勢を駆って日本ダービーも獲れるのか、と期待したが、そうはうまくいかなかった。それでもツキは残っていたと思ったら、思わぬどんで返しが待ち構えていた。
翌31日朝、新聞で万馬券を確かめたところ、東京第9レースの馬番連複馬券は13ー14で2760円の配当で、狙った4番の馬は3着となっていた。確かに昨夕はJRAのホームページの払い戻し欄で、「連複4-13で、配当3万1820円」と出ていた。配当金額を書き写しているのだから、間違えるはずはない。念のため、同時開催の京都競馬、それに29日土曜日の東京、京都の第9レースを改めてみたが、「連複4ー13で3万1820円」とは出ていなかった。昨夕にかみさんとあれだけ大喜びしたのは一体何だったのか、キツネにつつまれたような感じで、本当に”夢馬券”となってしまった。
もうひとつ打ち明け話をすると、オークスの日の年初からずっとプラスだった競馬口座の残高がゼロとなり、当たらなければ翌日には入金しなければいけないところだった。いわば背水の陣で臨んだオークスだった。
競馬なんてそんなものさ、と悟るくらいでいいのかもしれない。
追記 やはり納得がいかなくて、31日午後に日本中央競馬会に電話して聞いてみた。「昨日の東京第9レースは事故がありましたか」との問いかけで、ホームページの配当が誤記されていたことを尋ねたのだが、出てきた男性は「そんな抗議はあなたが初めてで、見間違いではないですか」とやんわりと否定された。いくらJRAのホームページで配当318.2倍とはっきりと見た、といっても取り合ってくれなかった。オンラインで払い戻しが自働送信となっているのなら、恐らく一瞬ゴミでも入って誤動作でもしたのだろう。まさか、いまどき人手で入力しているわけがないのだろうから、入力ミスというのは考えにくい。300倍もつくような高配当の馬券を購入した人はそんなにいないだろうし、一瞬の間にJRAのホームページにアクセスするような人もまずいないことだろう。しかもこんなことで、JRAに直接問い合わせるような人もまずいないことだろう。