つい2日前のことである。5月の連休明けからコロナウイルス感染症対策が一挙に大幅緩和されて、少人数の会合が大っぴらに開催できるようになったせいか、大学時代の集まりやかつての職場の仲間との会合がにわかに開催されるようになって、都心へ出かけては食事、お酒を飲む機会が増えてきたせいか、毎日の疲れが蓄積したのか、今月になってからにわかに疲れを感じるようになってきた。関連してか、食事も段々細くなり、遂には夕食もいらないと感じるようになってしまった。それでかみさんが側に寄ってきて、頭に手をかざし、「熱がある」といいだしたので、計ってみたら、なんと摂氏38.5度もあったので、即寝ることとした。
ついそのまえの土曜日に次男が甥っ子と姪っ子を連れてやってきて、さんざん家で遊び回り、その面倒を見たりしたので、潜伏していたコロナウイルスに罹ったのか、とも思ったが、ここはまずは休んで身体をいたわるしかない、と、早速氷枕を取り出し、頭を冷やして、まずは静養するしかない、と覚悟を決めた。咳が出て止まらず、寝ようと思っても寝つかれない。そのうちに喉が渇いてきて、かみさんがコンビニに行ってポカリスエットを買ってきて、呑ませてくれて、落ち着いたりしたが、熱は一向に収まらなかった。
それでもかみさんの必死の看病で、数時間してからなんとか寝入ることができ、無事に夜を過ごすことができた。翌朝になって、熱も収まったようで、計ってみたら、平熱に低下していたので、ホッとした。それでもまだ咳は止まらず、風邪の症状は残っていた。ただ、だからと言って医者にかからなくていいか、となると少し不安も残ったので、ぎとまず様子をことこととした。昼過ぎになって、なんとか身体も落ち着いてきたようなので、今回は医者にかかることもなく済みそうな感じとなってきた。
しかし、冷静に考えてみたえ、摂氏38.5度もの熱が出て寝込んだのは過去10年くらい前を振り返ってみて記憶がなかったので、過去30年にわたって身体の異変が起きた場合にその状況を細かく記している「カラダノート」、つまり健康ノートを取り出してみてみたら、2年前に小田原に行って、街のパン屋で購入したあんとクリームたっぷりのクリームパンを食べたところ、急激にお腹が痛くなり、下痢症状を起こしてしまい、早速家に帰り、丸1日寝込んだことがあり、その時の熱は摂氏38.2度あった。それ以来のもので、今回は連休明けから続いた会合の連続で疲労が蓄積したものだ、とのこととなった。疲労から来る風邪症状だった、ということと結論づけられた。
で、29日になって、先日の父の日に三男から送られた「ドクターエアー」なるエクサガン ハイパーを身体のあちこちの筋肉にあてて振動を与えたことを思い出し、それが筋肉疲労を呼んだのではないか、と思い当たった。その器械は充電してスイッチを押せば振動を与えてくれるハンディなもので、手で揉むことからすれば便利なもので、ついついやり過ぎてしまったようだ、と思った。いままでそうしたことをやってこなかったので、筋肉の方がびっくりしたものと思われる。当該器械の説明書には医療機器ではないし、過度の使用は控えて下さい、と明記してあり、使用にあたっては十分に気をつけるようにとも明記してあった。何事も過度にやることはことは避けねばならない、と肝に命じた次第である。