鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

逆に好奇心を呼ぶ「私有地につき通り抜け禁止」の貼り紙

2009-12-18 | Weblog
 いつも行くフィットネスクラブからの帰り道に気になる看板があり、ずっと心にひかかっていた。建っているマンションの横の小さな車なら出入りできるくらいの道が奥に続いている。その先は作業場みたいな感じとなっており、マンション関係者だけの通路ともみれなくない。入り口の柱に「私有地につき、敷地内通り抜け禁止」と書いた貼り紙がしてある。わざわざ通り抜け禁止と書いてあるということは通り抜けできるということではないか、と思い、ある日そのまま進んでみた。
 すると、作業所の駐車場みたいなところに出て、折り畳み式の扉門のところに出られることが判明した。丁度、三角形の底辺を行くような感じで、ショートパスできることになる。貼り紙のあるところを真っ直ぐ進み、信号を左折してしばらく行くと、その扉門の前に出る。ショートパスをすると、前を歩いていた人を追い抜くことになる。さすがに逆の広めの歩道に面した門扉からマンション横に抜けるコースは、人目もあるので、入りにくいが、貼り紙横からはて抵抗なく進める。
 以来、フィットネスネスクラブからの帰りはこの抜け道を通って帰ることにしている。作業所と、建設労務者の宿泊所みたいになっており、時に多くのライトバン乗用車が駐車していることもあり、むくつけき中年男性がいることがあり、なにか言われるのかな、とも思うこともあるが、いままで咎められたことはない。ただ、雰囲気的に暗い夜や、若い女性なら敬遠したくなるような抜け道であるのは確かだろう。
 問題の「敷地内通り抜け禁止」に貼り紙であるが、通り抜けができることを暗示しているわけで、一体どうなっているのだろう、という好奇心を惹き起こす点で逆効果である。単に「通り抜け不可」とか、「行き止まり」とだけ書いてある方が効果がある、と思われる。それとも「猛犬に注意」とでも書いてあれば、誰も通り抜けしようとも思わないことだろう。
 マンションはフィットネスクラブの前の道路に面しており、丁度1階の裏側はゴミ置き場となっており、ゴミ回収車が出入りできるくらいのスペースがつくってある。マンションの住民は当然、裏手には回るわけで、そのための出入りのスペ-スは必要である。となると、その先の作業所とマンションの裏手の境がないことがこうした通り抜けをさせている要因と考えられる。多分、マンションの所有者と作業所の土地の所有者が同じで、いずれ両方の土地を利用したなにかを作ろうとでも考えているのだろう。その計画が出来上がらないうちにとりあえず貼り紙でも出しておこう、とでもなったのだろう。
 たまにかみさんとフィットネスクラブに行き、帰りにその抜け道を通って、先に行って待っていると、「よくそんな道を通れるわね」とあきれられる。通常な市民としてはかみさんの感覚のが正しいのだろうが、天の邪鬼か、好奇心の強い鈍想愚感子としては多分、だれかに咎められない限り、抜け道の通行は止まらないだろう。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (法は守らぬと損する)
2019-08-26 22:44:10
私有地の通り抜けはやめてほしいし、不法侵入に当たる可能性があります。
私は同様に通り抜けの被害で困っています。
被疑者が特定できれば訴えることも可能です。
投稿者の行動が是正されることを望みます。
そして、恥であることを知っていただきたいです。
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Unknown (Unknown)
2020-03-14 12:28:34
通り抜けできるかどうかとかはどうでも良くてただの不法侵入なんですけど…
恥を知ってほしい
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