鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

歌姫夏川りみの魅力

2008-02-11 | Weblog
 10日は夏川りみのコンサートに行こうと思っていたが、チケットが取れなくて断念した。昨年末に夏川りみのCD「歌さがしリクエストカバーアルバム」を買って何回も聴いているうちになんともいえぬ夏川りみの魅力が感じられてきて、そのCDについていた全国ツアーのスケジュールで2月10日に九段会館で公演する、と出ていたので、早速ネットのePLUSで見たら、すでに完売となっていたのだ。夏川りみのファンは結構いることがわかって少し安心した。
夏川りみの「歌さがし」は中島みゆきの時代はじめ山口百恵の秋桜、イルカのなごり雪、坂本九の見上げてごらん夜の星を、沢知恵のこころなどかつてのヒット曲をカバーしたもので、最初は淡々と歌う声に違和感があったが、繰り返し聴いているうちに他人の歌でありながら、夏川りみの歌としての味が出ていることに気がついた。以来、1日に何回もかけて聴いているが、少しも飽きが来ないのも不思議なことである。「歌さがし」には後半には夏川りみオリジナルの蘇州夜曲や花、それに英語の歌も入っていて十分に楽しめる。
夏川りみを初めて見たのは6年くらい前に夏川りみがまだ無名の頃、「題名のない音楽会」にゲスト出演した時である。演歌歌手としてデビューしたものの、CDが売れずに故郷の沖縄に戻り、英気を養って、地元のボーカルグループから歌う許可を得た「涙そうそう」をひっさげて再デビューしたばかりだったが、その声を聴いて張りといい、伸びといい、素晴らしさに驚いた。共にゲスト出演した歌手の森山良子とデュエットしたりしていたが、聞きようによっては森山良子をしのいでいるようにさえ聞こえた。
 幸い、その「涙そうそう」がヒットして、夏川りみはその年末のNHK紅白歌合戦に初出場し、その後も連続出場してきたが、昨年は残念ながら出場ならなかった。紅白歌合戦出場イコール実力ではないのは周知の事実ではあるが、ずっと出場していた好きな歌手が出なくなるのはやはりさびしいこである。だから、余計にコンサートに行こう、と思ったのだが……。また、いつか、機会をとらえて、夏川りみのコンサートに行きたいものだ。
コメント (1)
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