吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2012年4月17日/〈貝寄せの浜・「貝寄せ館」物語〉009・津屋崎の煙突風景

2012-04-17 20:11:36 | 「貝寄せ館」物語

  

写真①:[渡リヨリ見タル津屋崎]の写真に見える三本の煙突

 

貝寄せの浜・「貝寄せ館」物語 9

:津屋崎の煙突風景

 4月16日の「貝寄せ館」物語 8で紹介した[渡リヨリ見タル津屋崎]と説明が書かれたモノクロ写真に煙突が3本立っている風景=写真①=を見て、津崎米夫さんと「貝寄せ館」で17日、どこの町家の煙突なのかを検討しました。

 まず、津屋崎と渡半島を結ぶ「渡舟」の後ろ中央に見えるのは、新町の「豊村酒造」の煙突と断定。その左側に立っているのは、東古小路の「吉田醤油屋」の煙突です。明治33年(1900年)、パリ万国博覧会に醤油を出品、同40年に全国品評会で受賞に輝いた醤油屋でしたが、廃業されています。この煙突は、昭和35年に壊れかかった上半分を解体する前までは、この高さだったと思われます。

 最後に、写真の右端に立っているのは、浜の町の「泉屋醤油」の煙突と結論。「泉屋醤油」も、今はありません。

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