とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2015四国八十八ヶ所巡り:番外編2-遍路道の道しるべ

2015-03-25 20:07:45 | お遍路
遍路道を歩くには、当然地図がないと歩けない。ほぼ100%のお遍路さんが持っているのは、へんろみち保存協力会編「四国遍路ひとり歩き同行二人」という本である。遍路道に特化した地図で、歩き専用、車用、歩き&車のルートがわかりやすく表示されている。分岐ごとに距離が示されているので、この地図で歩いた距離を大体知ることが出来る。また、コンビニや食堂、宿が記載されているので歩く上での重要な情報も満載だ。特に、札所、宿間の距離もわかるので計画を立てる上で役に立つ。もちろん宿の電話番号も記載してある。毎日、この地図とにらめっこしながら歩いているのである。ただ、地図表示が必ず北が上になっていない事や、複数の遍路道が一つのページに載っていないので遍路道の全体像がとらえにくいという欠点はある。また、コンビニや食堂のデータが古い場合もあり、実際通ってみたら何もなかったという場合もあった。それでも、お遍路さんにとってなくてはならない大事な地図本である。


さて、実際遍路道を歩くと、電柱やポール、ガードレールにいろんなお遍路シールが貼られているのを見る。








これは、外国人向けのシールだ。


案内札もいろんなものがある。




なかには、いろんな団体が貼ったシールだらけの電柱もある。


いずれも、お遍路さんにとっては、ありがたい道しるべとなり、これを頼りに歩けば迷うことはない。たくさん貼ってある区間は地図を見る必要がないときもある。ただ、シールが貼ってない区間もあり、わからなくなったら地図を見て確認することは必要だ。また、現在地を常時確認していくことも大事である。

こちらは、国が設置した道標。「四国の道」のロゴマークが、まさにぴったりの絵柄になっているのが素晴らしい。


これらの道しるべのおかげで、昔のお遍路さんに比べ、今はずっと歩きやすくなっているのである。

2015四国八十八ヶ所巡り:宇和島市津島町~宇和島市三間町へ

2015-03-25 18:59:27 | お遍路
泊まった民宿は、釣り客が多いらしく、釣り船が何隻も停泊し、いいポイントがあるようだ。


7時35分。民宿「西遊漁センター」を出発する。いつもより1時間朝食時間が遅く、スタートも遅くなってしまった。


7時58分。嵐坂トンネルを通過する。こちらは、歩行者・自転車専用トンネルだ。昨日通ったトンネルも車と別になっており、お遍路には優しい。風の通り道と名前がついているだけに、風は強い。


国道沿いの植え込みには、霜が降りていた。どうりで、朝冷えていたわけだ。


9時23分。津島大橋を渡る。




川沿いには、桜並木があったが、まだ開花している木は少ない。


1本だけは、数輪の開花が見られた。


10時13分。国道56号の松尾トンネルに到着する。このトンネルは、全長1710mあり車両通行量が多いため、排ガス充満の状態になると地図には書いてある。


そんなトンネル内は歩きたくないので、脇道にある遍路道から山越えのコースに向かう。


やはり車が通らない山道のほうがいい。


頂上には、遍路小屋があった。


山を越え、下って行くと道路工事の現場になった。


工事現場を過ぎると、今度は採石場の横を通る。ほこりが飛び交いダンプの通行量も多いので、足早に通り過ぎる。


宇和島市街地に入っていくと、馬目木大師がある。名前の由来は、弘法大師が馬目木(ウバメガシ)の枝を立てておかれたら、いつしか根づいて葉がしげるようになったことによる。


市街地を歩いて行くと、宇和島城の看板を見つける。すぐ近くだったので、宇和島城を見て行くことにした。


急な石段や坂を上がって行くと、サクラの木があり、満開間近となっていた。


さらに上に行くと天守閣があり、宇和島城に到着だ。残念ながら、天守閣前のサクラはまだまだ開花が遅れている。満開だったら、お城をバックにいい写真が撮れたのだが…。




天守閣からの宇和島市街の展望は素晴らしい。


天守閣内部も見学していく。




宇和島市街地からJR予土線沿いの道を歩く。この辺りのサクラも、やっと開花が始まったばかりだ。


16時26分。民宿「みま」に到着する。スタートが遅かった事と、宇和島城に寄ったのでいつもより遅い時間になってしまった。


今日の歩行距離:32.0キロ(通算676.2キロ)
明日の予定:43番札所まで。