とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2015四国八十八ヶ所巡り:8~11番

2015-03-02 20:08:51 | お遍路
今日は、朝から上天気だ。6時に朝食を済ませ、7時前には宿を出ることができた。宿から4キロ程歩くと8番札所の熊谷寺だ。立派な山門がどんと構えていた。


境内に入ると、見事な塔が建っていてお経がスピーカーから流れていた。


熊谷寺から2.4キロで9番札所の法輪寺に到着する。


法輪寺から10番札所の切幡寺までは3.8キロだが、ちょっときつい上り坂になっていく。途中の茶店で、これから大変だから休んでいったらといわれたが、大して疲れてもいなかったのでそのまま坂道を上がって行くと、山門に出た。


ただ、山門から本堂までは、333段の石段を登っていくことになる。


本堂前の境内には、桃の花が咲いていて、大塔(二重の塔)を入れるといい感じだ。


本堂、太子堂で礼拝した後、さらに石段を登って国宝の大塔まで行く。


切幡寺からもと来た道を戻り、11番札所の藤井寺に向かって歩き出す。歩いて行く途中には、お遍路さん用の休憩所が至る所にある。


11時近くになったが、朝早かったのでお腹がぐぐっとすいてきた。ちょうど近くにあったうどん屋で昼食とした。ちょうどそのころ、神戸のイノさんから電話があり、これから会いに来てくれるというので、うどん屋で落ち合うことになった。うどん屋から8キロ程、イノさんと一緒に歩く。わざわざ神戸から駆け付けてくれて、本当にありがたい人だ。以後、イノさんがカメラマンでいろいろ撮ってもらう。

こんな感じで、橋を歩く。




吉野川を渡る。きれいな水の流れだ(写真を見て、気がついた。橋の上で杖を突いてしまっていたようだ。橋の上では杖を突いてはいけない事になっていたのでまずかった。弘法大師様、申し訳ありません)。




11番札所の藤井寺山門に到着する。山門前では、必ず礼をして合掌だ。


境内に入ると、まず手水を使って身を清める。


イノさんと記念撮影。


本堂前で灯明と線香をあげる。


納札を納め、賽銭をあげる。


合掌のあと読経だ。以後、太子堂でも同じ作法だ。


納経が終わり、今日の予定はすべて終了だ。そのまま宿に向かい、荷を下ろす。時間はまだ午後2時で、余裕がありすぎる。本来なら、そのまま宿に着いて終わりだったが、イノさんが車で、いいところに連れていってくれるとのことで、イノさんが車をとりに行って戻るまで宿で待った。

最初に連れていってもらったのが,土柱(どちゅう)だ。この「阿波の土柱」は千帽子山・高歩頂山・円山にまたがる日本随一の奇勝で、風雨の侵蝕で削り取られてできた切り立つ断崖が連続している。天然記念物に指定され、ヨーロッパのチロル地方やアメリカのロッキー山脈の土柱と並び世界三大土柱の一つだという。






地球ではなく、まるで火星とか未知の惑星に来たような景観だ。




次に向かったのが、美馬市脇町の「うだつの街並み」だ。400mにわたって連なる家並みには、ありし日の豪商たちが隆盛を顕示した「うだつ」がそびえ、見事な景観だった。


「うだつ」とは隣家との境界に取り付けられた土造りの防火壁のことで、これを造るには相当の費用がかかったため、裕福な家しか設けることができなかったという。 すなわち「うだつが上がる」ということは富の象徴であるということだ。


その後、イノさんに宿まで送ってもらい、予定外の観光ができ空き時間を十分楽しむことができた。イノさん、お世話になりました。

今日の歩行距離:観光含んで22キロ(通算42.4キロ)
明日の予定:12番札所まで。