とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2015四国八十八ヶ所巡り:20~21番

2015-03-06 16:22:12 | お遍路
6時30分。立江寺の宿坊を出発する。朝食が5時45分くらいからできていたので、この日は早い出発になった。


朝日が眩しく気持ちよい朝だった。


自分の影法師が長く伸びている。


9時より少し前に道の駅「ひなの里かつうら」に到着する。朝食が早かったので、もう既にお腹はぺこぺこだ。モーニングセットを頼んで一休みする。

さて、道の駅には「人形文化交流館」が併設され、「元祖ビッグひな祭り」というイベントが行われていた。おびただしい数のお雛様が見えるので、入場料300円を払って見学していく。このイベントは、全国から集められた約3万体の家庭で飾らなくなった「ひな人形」を、百段のピラミッド型ひな段を中心に館内いっぱいに展示する日本一華麗なひな祭りだという。まずは、端のほうから見学していく。




そして、館内の大ホールに入ると、目の前にドーンとまるでピラミッドのように巨大な雛段が目に飛び込んできた。ものすごい数のお雛様に圧倒される。まさに日本一といっていいくらいのひな祭りイベントだろう。そして、リオデジャネイロ・オリンピックでの展示も決まっているそうで、日本の伝統文化が世界中に発信されることになっているという。






少し見学に時間をとられたが、まだ時間は十分にある。コンビニで食料を少し買ってこれからの山登りに備える。しばらくすると、20番札所鶴林寺へ向かう遍路道に出る。


坂を上がって行く途中には、大荷物でカートを引きながら登っていくお遍路さんに出会った。すべて野宿して、このスタイルでお遍路しているらしい。凄いとしか言いようがないが、まったくいろんな人がいるものである。


鶴林寺までの道は、登りとはいえ簡易舗装がなされ結構歩きやすい道だ。寺までの標高差は450mほどである。ここも「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」と並び称される阿波の難所の一つで、「へんろころがし」といわれる急傾斜の山道だ。


中間くらいに、水呑大師がある。この場所で、弘法大師が水を飲んだという。


さらに林の中を上がって行く。


展望のよい場所からは、次に行く太龍寺や遍路道が見える。




10時30分。20番札所鶴林寺山門に到着する。


弘法大師は、この山で修行中に雌雄の白鶴が杉の梢で小さな金の地蔵菩薩像を守っていたことから鶴林寺の寺名を定めたそうだ。


鶴林寺からは一旦下って行く。


山道から見えた水井橋を渡る。


21番札所の太龍寺への道も遍路ころがしの一つである。標高差は470mあり再び登りとなる。倒木が道をふさいでいる場所もあったが、横をすり抜け難なく通過する。


12時45分。山門が見えてきた。


山門から本堂までも長い上り坂が続き、意外と遠かった。太龍寺の本堂と太子堂で礼拝を済ませ山を下りる。今夜泊まる宿は、4キロほど下った所にある「坂口屋」という旅館だ。自衛隊員だった人と話しながら一緒に下山したので、あっという間に宿に到着した。まだ、午後2時を少し回ったくらいで今日も余裕のある時間だった。

今日の歩行距離:23.9キロ(通算133.3キロ)
明日の予定:22番札所まで。