とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2015四国八十八ヶ所巡り:22番

2015-03-07 16:48:15 | お遍路
今日も出発は6時半だ。民宿「坂口屋」を出て空を見ると、既に小雨模様で午後くらいから本降りになりそうだった。


まだ雨具を着るほどではなくいつもの格好で歩く。車道がしばらく歩くが、途中から山道となり、静かな早朝の山道を楽しむ。牧場では、のどかに牛が草を食べていた。


1時間40分ほどで22番札所平等寺に到着する。民宿からは、6.9キロだ。


民宿からは、同宿だった大学生の男の子とずっと一緒だった。いろいろ話をしながら歩いていたので、あっという間に到着した感じだ。彼は、この春就職も決まり、春休みを利用してお遍路に来ているといい、3月一杯行けるところまで歩くそうだ。ハンサムな好青年で、話が弾んだ。


これは、平等寺の本堂から境内を眺めた様子だ。


大学生とは平等寺から別れ、一足先に進む。先を歩いていたベテランのお遍路さんの後を付いていったのだが、途中から違う道に進んでしまったらしく、新野駅のほうに行ってしまった。これはおかしいと慌てて地図を開き確認する。地図を見たら、別ルートでも大差なく行けることがわかったので、JR牟岐線沿いを歩く。


途中から国道55号線に入り、当初予定していたコースに合流する。へんろみち保存協力会の地図には書いてなかったが、釘打(かねうち)トンネルの手前の釘打大師前を通る。


その後は、延々と車道歩きが続く。やっぱり山道のほうが足に優しく歩きよい。


いい加減車道歩きが嫌になってきたころ、やっと海が見えてきた。お遍路に来て初めて見る海である。田井ノ浜といい、この辺りでは有名な海水浴場のようだ。


車道を外れ、浜辺沿いの遊歩道に入る。俳句があちらこちらに書き出され俳句の道と名付けられていた。


俳句の道からは海が良く見えなかったが、車道に入ると再び海が見えてきた。


今夜の宿が近くなった頃、「えびす洞」に着いた。このえびす洞は標高52mの岩山に、幅31m、高さ31mの半円状の穴が貫通しており徳島県内では最大のものだという。荒波が押し寄せると洞穴の中で轟音を発し出口から噴出する様は実に壮観らしい。ただ、今日は雨が降っているものの波は穏やかで、静かだった。




それにしても、今日は午後から一段と酷い雨となり、体も冷えてきていた。途中で食べたおにぎりも二つだけだったので、お腹がすいて仕方がない。今日のコース上には、まったく食べるところがなく、売店もない。おにぎりは、三つにしたほうが良かった。

えびす洞からしばらく歩くと、やっと今日泊まる予定のホテル「白い燈台」が見えてきた。今日は、ちょっと贅沢してホテルに宿泊だ。海に面していて、晴れていれば部屋から日の出が見られるかもしれない。


今日の歩行距離:28.0キロ(通算161.3キロ)
明日の予定:23番札所から28キロほど先まで。