とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2015四国八十八ヶ所巡り:24~26番

2015-03-10 20:32:15 | お遍路
この日の宿の「ロッジおざき」の部屋からは、太平洋が一望だ。昨日とは打って変わって晴天になり日の出を期待したが、ちょっと雲がかかってしまっていた。




午前7時。「ロッジおざき」を出発する。私が泊まった部屋は、二階の左側で展望抜群だ。


雲が取れて、太陽が海を照らし出していた。


30分ほどで夫婦岩に到着する。夫婦岩というのも、結構いろんなところにあるものだ。


さらに2時間ほど歩くと、神戸のイノさんが教えてくれた擁壁のある街並みに着いた。城壁のように石垣で囲った家や、高いコンクリート塀で囲った家がしばらく続いていた。よほど台風の風が強い場所なのだと良く分かった。




室戸青年大師像前に到着する。弘法大師の青年期の像である。


10時。室戸岬に到着。


さらにその先には、御厨人窟がある、御厨人窟は平安時代初期、当時青年であった弘法大師がこの洞窟に居住したと伝えられている。この洞窟から見える風景が空と海のみなので、ここから「空海」の法名を得たといわれている。


洞窟の中に入ってみた。ここで弘法大師が修行をしたという。


たしかに、洞窟の先には空と海しかない。


御厨人窟からしばらく海岸の遊歩道を歩く。とんがった岩がエボシ岩だ。


岩だらけの海岸だ。


遊歩道を抜け、24番札所の最御崎寺への遍路道に入る。しばらく上ると「捩岩」がある。ここは弘法大師が魔物を封じこめたという伝えがある小さい洞窟だ。


10時48分。24番札所最御崎寺に到着する。


長野県から来たHさんご夫妻と一緒だった。八ヶ岳山麓でキャンプ場を経営されていて、シーズンオフの今、お遍路に回っているという。札所ごとに、ご主人は色鉛筆でスケッチを書かれていて見事なタッチだった。


鐘石。石でたたくと鐘のような音がする。


室戸灯台。ここも恋人の聖地になっている。


室戸灯台から見た太平洋。


海を見ながら山を下って行く。


山を下りたところの喫茶店で、スウェーデンから来たという夫婦と一緒になる。自転車で四国を回っているそうだ。片言の英語を使って何とか会話ができた。


こちらは、喫茶店のお母さん。二階が宿になっているそうで、今度お遍路の来た時は、是非泊まって欲しいと勧められた。


13時25分。25番札所津照寺に到着。


3キロ程歩き、26番札所金剛頂寺の参道に入る。


14時44分。26番札所金剛頂寺に到着。


金剛頂寺から8キロ近く歩き、今夜の宿に到着する。だいぶ時間がかかって17時を過ぎていた。

今日の宿は、「遍路宿 蔵空間茶館」という宿だ。立派な蔵があり、今まで泊まった宿の中で、最も遍路宿にふさわしい宿だ。隙間風が入ってちょっと寒いが、味わいがある宿だ。




今日の歩行距離:33.0キロ(通算260.0キロ)
明日の予定:27番札所まで