とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2015四国八十八ヶ所巡り:高知県須崎~中土佐へ

2015-03-16 16:28:50 | お遍路
6時50分。民宿「なづな」を出発する。民宿というよりは、ペンションのような雰囲気のきれいな宿だった。同宿した大阪のオバちゃん3人と宿のお母さんの写真を撮る。


1.2キロ程歩くと深浦の桟橋がある。この内ノ浦湾には、巡航船が就航していて、ところどころの桟橋に寄りながら横浪という地区まで運んでくれる。四国霊場三十六番札所・青龍寺から三十七番札所岩本寺への本当の遍路道は海の上という説もあり、空海も次に向かう際は湾を船で移動したという。ここだけは船で移動もいいのではと、オバちゃんたちの勧めもあって 私も巡航船に乗るために桟橋で待った。


10分遅れで、桟橋まで巡航船がやってきた。


船長一人で何でもこなすワンマン巡航船だ。


次の桟橋でも、お遍路さんや中学生が乗った。


横浪の桟橋が近づいてきた。近くに中学校や小学校があり、地元の学生たちの通学の足にもなっている貴重な巡航船である。


いつの間にか、子供やお遍路さんで15名くらいになっていたが、全員下船する。


巡航船が戻っていく。約40分の乗船時間だったが、6.7キロ程ショートカットになった。


集落を抜け、遍路道に入っていく。道端には、ツツジの仲間だろうか?ピンクの花が咲いていた。


山の中に入っていくと、とても静かだ。車の音、人の声、鳥の鳴き声一つ聞こえない。聞こえるのは自分の足音と鈴の音だけである。




9時11分。仏坂不動尊に立ち寄る。


ミツマタの花も咲いている。


川岸は、まさに春本番といった雰囲気だ。


川辺には、シラサギがのんびり餌をついばんでいる。




須崎歩道トンネルを抜ける。


11時12分。道の駅「かわうその里すさき」に到着する。


ここで、ランチとする。郷土料理を食べたいと思い「土佐丼」を頼む。熱々のご飯の上に、新鮮な鰹の刺身をのせ、その上に沢山のきざみネギ、大葉の千切り、きざみ海苔がかかり、わさびとニンニクスライスをトッピングしたものである。セットで頼んだのでうどんもついている。このところお昼はコンビニのおにぎりばかりだったので、今日はちょっと贅沢だ。少し前にも、通りがかりの車からお接待にチョコレートなどを貰ったこともあり気を良くしていた。


まだ、しばらくは海を見ながら国道56号を歩く。


安和から焼坂峠越えの遍路道があったが、落石などで通行止めとなっており、そのまま国道を歩き続ける。

14時20分。今日の宿「大谷旅館」に到着する。巡航船に乗った分、予定より早めに着くことが出来た。これで、今日も休養が充分取れそうだ。しかも15時くらいから雨の予報だったので、ギリギリ雨に降られずに済んだ。


今日の歩行距離:巡航船に乗った分を差し引いて23.3キロ(通算418.6キロ)
明日の予定:37番札所まで。