とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2015四国八十八ヶ所巡り:37番

2015-03-17 16:32:10 | お遍路
7時15分。「大谷旅館」を出発する。今日は、朝から天気が良く暑くなりそうだ。


前方の山には、うっすらと滝雲が流れていた。


久礼の町からは、「そえみみず遍路道」と「大坂遍路道」の二つがある。また、国道56号をずっと歩いても行ける。歩き遍路としては、やはり遍路道をメインに歩きたい。どちらの遍路道にしようか迷ったが、「大坂遍路道」は、途中に通行止めの箇所があり、行けないと分かったので「そえみみず遍路道」で行くことにした。


民家の玄関先では、ネコがのんびりと日向ぼっこをしていた。


いよいよこれから先は、ミミズがのたくったような遍路道になっていく。漢字で書くと「添蚯蚓(そえみみず)」となりちょっと怖いような名前だが、実際のところはごく普通の山道だ。


しばらく上がって行くと、ぷっつりと遍路道が分断されている。


この辺りは、高速道路ができたおかげで遍路道が分断され、一旦階段を下りて高速道路の下を回る道ができている。


高速道路をくぐると、ふたたび長い階段を上がって行く。この階段が長くてきつい。


その後は、もとの遍路道に戻り標高400m位の高さまで登る。高速道路がだいぶ遠くに見える。


尾根伝いの道が結構長く続く。


2時間ほどで「そえみみず遍路道」が終わり、車道に出た。岩本寺までは、残り13.3キロだ。


9時33分。国道56号に出ると、四万十町に入る。ここは高知県高岡郡四万十町で、高知県四万十市ではない。四万十市にも四万十町があるのでややこしい。


「雪椿」休憩所で一休み。


ここには、お雪という女性にちなんだ椿の木がある。


またしても、菜の花、梅、桃の花のコラボレーションを発見。


12時を少し回ったころ、道の駅「あぐり窪川」に到着する。休憩所で、パンを食べたりしたが、ここでランチとして「四万十の春天丼」を食べた。


道の駅からは、3.3キロで37番札所岩本寺に到着する。時間は、13時30分を過ぎたくらいである。


宿は、すぐ近くなので境内をゆっくり散策する。


そして、本堂への礼拝を済ませて中に入ってみると、天井にはおびただしい数の板絵がはめ込まれていた。イノさんが言っていたのは、この板絵の一つであるマリリン・モンローの絵の事だったのだ。全部で575枚の板絵があるそうで、マリリン・モンローの他、ルノアールの「モデルの肖像」、ネコ、仏様、花鳥風月といったいろんなジャンルの絵がはめ込まれている。


全国からジャンルを問わず公募した作品を、天井の板絵として展示しているのである。こんなお寺は、ほかでは見たことがない。


本堂の天井はこんな感じである。


岩本寺から、5分も歩けば今日の宿「美馬旅館」に到着だ。今日もかなり余裕がある時間だったので十分休養になる。明日の午後からは、再び雨の予報。雨が酷くならないうちに宿に着けるといいな。

今日の歩行距離:22.0キロ(通算440.6キロ)
明日の予定:38番札所の手前53キロくらいまで(黒潮町伊田)。