弁護士湯原伸一(大阪弁護士会)の右往左往日記

弁護士になって感じたことを綴っていきます(注意!!本ブログは弁護士湯原の個人的見解に過ぎません)

弁護士業もしょせんは商売です(キリッ

2019年02月05日 | その他
なんだか某国立大学の准教授が、養育費の請求を弁護士に依頼した場合、弁護士報酬取るのはケシカラン的な発言をしたようで、


多くの弁護士が厳しい批判をしているようです。

(私はツイッターランドでの状況を少し眺めただけですが)



まぁ、それはともかく、いまだに弁護士って高収入って思われているんですかね。


あるいは聖職者的なもので、無償で対応することが当然視されているんですかね。


(そういえば10年位前に、電話での法律相談問い合わせがあり、無料での電話相談は受けていないことを説明したところ、


「弁護士は税務上優遇されているのだから無料相談を受けるべきだ!」なんて言ってきた人がいました。


私はとっさに「そういった税務上の優遇策については不勉強なので知らないのですが、少なくとも私はその優遇策の


適用を受けていません。その優遇策の適用を受けている方に相談したらいかがですか」と反論したところ、


無言切りされたことがあります。世間様は弁護士はなんらかの恩恵を受けていると思っているのかもしれません)





いろいろ言いたいことはありますが、真実として弁護士業なんて一民間サービスにすぎませんし、


ほとんどの弁護士が稼業としてやっています。


したがって、一切の弁護士サービスは無料とは思ってほしくないです…


弁護士サービスの一部について無料で実施しているところもありますが(よく見かけるのは初回相談料無料)、


あれは無料という言葉で集客し、その中から優良・有料顧客を選んで受任するという営業手法の1つですからね。。。


(なお、いわゆるマーケティング目的以外で初回無料相談を実施しているところもあるかと思いますが、

おそらく少数派ではないでしょうか)






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