「マスコミにばれたら、雪印の二の舞になる」
「クリスマス前だから、事実を公表するとまずい」
等々、消費者を無視した内部情報が次々明らかになってきている、不二家の消費期限切れ材料使用問題ですが、今度は、消費期限切れとなった牛乳を、立場の弱いパート従業員に押し付け(無理矢理購入させた?)している事実が判明しました。
食品の安全に対する意識の向上が言われている中、今回の不二家の対応は、残念ながら「どうしようもない」対応と言わざるを得ません。
雪印の二の舞になるとのことですが、あれは雪印の対応のまずさ、すなわち隠し続けようとした社内体制(あるいは社長の余計な一言)が国民の反感を買い、企業として存続し得なくなったという事例です。
従って、雪印の二の舞を避けるのであれば、事実を公表すべきであって、後から隠していることがばれましたとなると、結局は、不二家も雪印の二の舞の道を歩んでいると言わざるを得ません。
確かに、売上に大きく左右する「重大リスク」である以上、公表することはためらわれるという意識も分からないではないですが、結局は、後から痛いしっぺ返しが来ることを経営者は知っておくべきです。
重大リスクの公表の仕方で模範となる事例は少ないのですが、最近の事例であれば、松下の石油ストーブのPL事故対応として、積極的な情報告知を行うことは非常に参考となります(不買運動にも繋がらず、むしろ某アンケート結果によると、消費者心理も好転したと出ています)。
私も弁護士の立場として、リスクマネジメントの講演を何回か行うことがありますが、もっともっと重大リスクへの対応(隠すのは対応ではない)を強調したいと思います。
関連するニュースへのリンク
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070115-00000004-mai-soci
「クリスマス前だから、事実を公表するとまずい」
等々、消費者を無視した内部情報が次々明らかになってきている、不二家の消費期限切れ材料使用問題ですが、今度は、消費期限切れとなった牛乳を、立場の弱いパート従業員に押し付け(無理矢理購入させた?)している事実が判明しました。
食品の安全に対する意識の向上が言われている中、今回の不二家の対応は、残念ながら「どうしようもない」対応と言わざるを得ません。
雪印の二の舞になるとのことですが、あれは雪印の対応のまずさ、すなわち隠し続けようとした社内体制(あるいは社長の余計な一言)が国民の反感を買い、企業として存続し得なくなったという事例です。
従って、雪印の二の舞を避けるのであれば、事実を公表すべきであって、後から隠していることがばれましたとなると、結局は、不二家も雪印の二の舞の道を歩んでいると言わざるを得ません。
確かに、売上に大きく左右する「重大リスク」である以上、公表することはためらわれるという意識も分からないではないですが、結局は、後から痛いしっぺ返しが来ることを経営者は知っておくべきです。
重大リスクの公表の仕方で模範となる事例は少ないのですが、最近の事例であれば、松下の石油ストーブのPL事故対応として、積極的な情報告知を行うことは非常に参考となります(不買運動にも繋がらず、むしろ某アンケート結果によると、消費者心理も好転したと出ています)。
私も弁護士の立場として、リスクマネジメントの講演を何回か行うことがありますが、もっともっと重大リスクへの対応(隠すのは対応ではない)を強調したいと思います。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070115-00000004-mai-soci