今の家を建ててから今年で十五年目。
さすがにあちこちに痛みも目立ってくるようになって、特に壁の継ぎ目のコーキングなどに劣化が見られるようになりました。
最近はホームセンターへ行くと良質の修理グッズが置いてあるので興味津々でこれらを買いあさり、実用と趣味を兼ねて休日になると修理をしています。
先日もホームセンターで修理グッズコーナーを物色していると、ホーロー製の調度を修理するエポキシ系の樹脂が売られていました。
ちょうどホーロー製の洗面台に何かを落とした時についた傷があって気になっていたので、これを買い求めてダメ元で修理をしてみました。
エポキシ系なので二液を同量混ぜ合わせて、傷のところに塗り、余分な材料をかき落とすとあとは硬化するのを待ちます。一定の硬度が出たところで耐水ペーパーで仕上げて完了。
目を凝らしてよく見ると気が付きますが、何も意識しなければほぼ気が付かない程度の仕上がりになって、思った以上の成果が得られました。
こういう修繕って、最初は下手でもやっているうちに結構上手になるもので、上手にやれると嬉しくなるものです。
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そして、こういう作業をやればやるほど、段取りの大切さに気が付きます。
しっかりと片づけをして、作業範囲を確定させてからきっちり養生をして下準備を万全にすることで作業が効率的にかつ美しくできあがります。
事務仕事だって、仕込みの段階できっちりやっておけば、ほぼ八割の進捗が見込めます。
仕事って事務仕事や作業など内容は違っても、なんとなく筋が一本通っているところがありますね。
体を動かす仕事は好きですねえ。