道路に穴ぼこが開いていたり"わだち"が原因で交通事故になった、というような事故は記録や統計として押さえられているのでしょうか。
そんな疑問をずっと持っていたのですが、ある方のツテをたどって道警交通企画課のご担当者を紹介していたくことができて、先日実際にお会いしてきました。
当方の問題意識は、道路の維持管理が交通事故につながった可能性はどれくらあるか、ということなのですが、実際にはそうした統計は北海道全体の交通事故統計というようなデータとしては読み取れないようでした。
交通事故の統計は、第一当事者がどのような属性であるか、ということや日付や曜日、時間帯、事故原因は何か、と言う事が記録されていますが、事故原因の分類は、事故を起こした本人の「前方不注意」や「判断の遅れ」などに帰着するような人に着目した捉え方が中心のようでした。
たとえば道路に穴が開いていたとしても、それに気が付くのが遅れたためにはまって自損事故につながった、という判断です。
もちろん、その後に当事者が道路管理者に対して損害賠償を求めることもあるかもしれませんが、まずはその事故と第一当事者の関係性を探るのが統計の中心的なテーマのよう。
やはり道路のメンテナンスと不便や被害との関係は、マクロな統計よりも個別のエピソードを積み上げる方が印象的でわかりやすいのかもしれません。
今度は道路に起因する困りごとのエピソードを取材して来ようと思います。
疑問は一つ一つ潰してゆかなくては、ね。