北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

古典の力

2006-10-31 23:55:31 | Weblog
 昨日から一転して今日は小樽市へ。関わる仕事が多いと、それごとに走り回らなくてはなりません。
 まあ、そういうことを楽しめているうちが花なのですが。

【古典の力】
 小樽に着いて、バスを降りるやいなや突然の驟雨(しゅうう)。なかなか手荒なおもてなしです。

 小樽と札幌の間の移動は高速バスを使ったので、またまた本が読めるというわけ。

 ある古典を読んでいたら「社稷(しゃしょく)」と言う単語が出てきました。「社稷」とは「国家」にも通じる言葉ですが、その元を訪ねると「社」は土地の神様で、「稷」とは穀物や食物、五穀の神様のことだそうです。

 つまり「社」と「稷」で、土地の支配と食物の支配を表していて、それを合わせると国家ということになるというのです。

 さらにそれを日本で表しているのが伊勢神宮なのだそうです。

 伊勢の内宮は天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀っているのでこれは「社」に相当して、外宮は豊受大神(とようけのおおみかみ)という五穀をつかさどる神様を祀っています。

 よってこの内宮と外宮で社と稷の組み合わせになっているというのです。

 なるほどねえ。そういう見方がありましたか。また勉強になってしまいました。やはり古典の力はすごいものです。

    *   *   *   * 

 真にすばらしい本を読むことは頭に焼き付けながら読むことでめちゃくちゃに頭を使うので、2,3ページ読むと2,3分頭を休めないと次のページに立ち向かえないことが良くあります。また、こういう読書を続けているとものすごくお腹がすきます。

 頭を徹底的に使う読書で、ものすごくエネルギーを使っているということが分かることがあります。本当に真剣な読書であればダイエットができるのです。

 読書も体力が必要です。若いうちにやっておくべき大事なことの一つのはずです。
コメント
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