北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

滝野公園の2日目~蕎麦打ちまくり

2006-10-01 23:42:13 | 蕎麦打ち
 昨日と2日続けて、滝野公園での蕎麦打ちイベント参加です。昨日は昼頃に雨模様という最悪の天気でしたが、今日は快晴の行楽日和。これは蕎麦も出そうです。

【滝野公園蕎麦打ちイベントの2日目】
 昨日に続いての蕎麦打ちイベント参加です。

 昨日の朝は、茹でるための釜やのし台、粉置き場などの準備をする関係で打ち始めるのが9時過ぎと遅くなったのですが、例年土曜日はそれほど蕎麦を食べに来る人も少ないので比較的ゆとりのある準備でした。

 しかし今日は天気も最高で、人でも多く予想されるので提供出来る蕎麦を時間前にとにかくたくさん打っておかなくてはなりません。

 2kg玉は9月初旬の幌加内で2~3玉打って、その感覚を覚えたところですが、今回はもう最初から2kg玉で打たなくてはとっても間に合わないという危機的状況です。

 こうなると経験を重ねるつもりで、失敗しようがどうなろうが2kgで打つしかないので、消極的に考えずに積極的に攻めの蕎麦打ちで挑みました。

 4人の打ち手が、2時間ほどで2kgを3玉打ちあげて、まずは一安心。とりあえず蕎麦を売る態勢ができあがりました。これだけ2kgを当たり前に打つ練習が出来れば、もう2kgも怖くありません。

 事前練習が本番の全てを物語るのです。事前にどれくらい反復練習を繰り返す科こそが自分自身の中でなにかを積み上げるものです。そういう意味では蕎麦打ちも「道」に通じる何かがありそうですよ。

    *   *   *   * 

 同じ会場で2日以上にわたってイベントを行う場合は、掛け蕎麦の汁は前日から出汁を取っておくのです。昆布や椎茸を水にうるかして、鰹の厚削りで出汁を取ります。

 鰹の割合をイベントの責任者のOさんに伺うと、「今回は3.5%かな」とのこと。
「それって随分薄くありませんか?」と驚く私。私などは8%以上でいつも振る舞っていたものです。

「うーん、量が多いということもあるけれど、そんなに濃く出すことはしませんね。まあどういう鰹節を使うか、ということもありますけどね。出汁が濃いとしょっぱく感じやすいので、こういうイベントの時は薄目で使う方が良いと思いますよ」

 なるほど。自分が主催して大きなイベントをするということも最近はあまりありませんが、こうしたノウハウも経験しておくといつかどこかで役に立ちそうです。覚えておこうっと。

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 さて売っているかけ蕎麦の方はどんどんお客さんが並んでしまい、今日は昨日と違って大人気となりました。

 昼頃には残りの蕎麦がもう底を尽きかけたので、いよいよ急いで追加の蕎麦を打ち始めます。

 そんな追加の2kgを売っている先からもう「はい、蕎麦切れ待ちだよー」という茹で係の人からの催促。

 ひー、そんな。もう少し早く打ち始めればよかったのに。

 蕎麦は、一般のお客さんに売るのとは別に、管理者側のスタッフにはまかない食として提供されるので、限定300食といいながら、もっとたくさんの蕎麦が必要になるのです。

 追加の蕎麦も含めると今日一日で14kg以上を打ちました。経験を積むということはそれからの人生を楽にするものです。今回は時間に追われたものの、比較的楽に蕎麦を打つことが出来ました。

 もう何年も蕎麦を打ってきたのですが、今日これだけ打って気付いて実践してみたことがいくつもあります。

 なかなか究極の技にたどり着くことはありません。まだまだ一歩一歩目の前の道を踏みしめて行かなくてはならないようです。ふー、奥が深いなあ。

    *   *   *   * 

 5週間の教生生活を終えた娘が昨日から帰省していて、きょうまた旭川に帰ってゆきました。

 たった5週間とはいえ、指導をしてくれた先生や同期の先生の卵仲間、さらに子供達との出会いの数々と別れに感極まって号泣したそうです。

 出会うのに会った時間は余り関係ないということがよく分かったことでしょう。

 最初は教生の対象に当たった小学校に、ある種の先入観を持って挑んだのだそうですが、先入観は杞憂に終わって、「良い子たちばっかりだったよ」と涙したそうです。

 娘の成長を見るのは親として嬉しいものです。がんばれまだ卵たち!

 さて、明日からは道内~道外出張が重なります。夜中にこのブログ打ち込めないときはご容赦ください。

コメント (3)
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