北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

お遍路さんのおもてなし~無財の七施

2006-10-07 23:33:15 | Weblog
 北海道は今日から明日にかけて大荒れの天気になりそうです。
 台風と低気圧が合体したものすごい勢力の大低気圧の来週で、等圧線も非常に混んでいます。各方面の注意が必要です。

【四国の続き】
 一日中ブログを書いたり家の片付けに追われました。ちょっと目を離すと、いつまでも同じものが同じところに置かれたままになっているというのは掃除なども行き届いていないということ。

 蕎麦打ち台も出しっぱなしになっていたのをやっと片づけたのでした。思い立ったときがやるべきときなのです。


 昨日のブログで飛行機の中で仲秋の名月を教えてくれたという話を書きましたが、四国ではお遍路さんをもてなす心について教えていただきました。

 曰く、
 ①眼施(がんせ)…暖かい、慈しみのこもった優しい眼差しを向けること。温かい心は目から伝わるものなのです。

 ②和顔施(わがんせ)…和やかで穏やかな微笑みのある顔つきで人や物に接すること。喜びを素直な気持ちで顔に表すことが大切です。

 ③言辞施(ごんじせ)…思いやりのこもった暖かい言葉をかけてあげること。人に話しかける勇気をもちたいものですね。

 ④身施(しんせ)…礼儀正しい振る舞いや、身をもって奉仕を行うこと。何事も実践が大切なのです。

 ⑤心施(しんせ)…他のために心を配り、心の底から共に喜びと悲しみを分かち合う気持ち。他の痛みや苦しみを自分のことと感じ取ることが大切です。

 ⑥床座施(しょうざせ)…電車の中で喜んで座席を譲ったり、寝床を提供するということ。

 ⑦房舎施(ぼうしゃせ)…風や雨をしのぐところを与えること。自分が濡れても相手に傘を差し掛けるような思いやりのある行為など。


 これらを「無財の七施」というのだそうですが、お金や財産がなくてもできるお布施ということだそうです。

 世の中そんなに甘くない、という一方の声も聞こえてきますが、それでも自分だけはその甘いかもしれない世界を信じたいものです。

 
コメント (2)
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