平成18年に60歳を迎える。六十と縦に書くと傘に鍋蓋(亠)を載せた形である。で、「かさぶた(六十)日録」
かさぶた日録
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「駿河安蘇備 上」を読む 74
衝動買いしたプリムラ・マラコイデスの鉢
久しぶりに時間的余裕が出来て、朝、女房と買い物で六ヶ所の店を廻った。
信用金庫、茶問屋、菓子舗、ホームセンター 、農産物直売所、ガソリンスタンドの六ヶ所である。写真の鉢はその中の一つで衝動買い。
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「駿河安蘇備」の上巻の解読を続ける。
一 野良(やろう)の墓 山崎村にあり。安倍川、藁科川、落合の河原、芝間
を野良嶋という。昔、歌舞妓、女を禁(きんず)あり。少年の
男子をして、その事をなさしむ。これを野良(やろう)という。男色をもて遊ぶ
事、盛んなりし頃、男色の事より闘争して、野良を殺せし
ことあり。その墓なりと云う。
一 慈悲尾(しいのお) 風土記 椎の尾、云々。小地名、宮川と云える所の谷川、
文化年中、洪水に小山の先を欠落し、大いに石砂を押し出せし
事あり。一つの穴をなせり。里人この穴に入りて見るに、下りること
一丈ばかり左右、石垣ありや。九尺余り、奥深きこと五間の竿を
入るに、底を知らず。その中に土器の類、数品砕けたるものを
出ず。左右、大石にて築く。近村の人、見に行くもの多し。山陵のさま
※ 山陵(さんりょう)➜ 君主の墓。天皇・皇后などの墓。みささぎ。御陵。
なりと云う。古池田ヶ谷と云う所にあり。昔は大なる池なりしと云う。
(つづく)
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