平成18年に60歳を迎える。六十と縦に書くと傘に鍋蓋(亠)を載せた形である。で、「かさぶた(六十)日録」
かさぶた日録
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「駿河安蘇備 上」を読む 79
庭のラッパズイセン
「駿河安蘇備」の上巻の解読を続ける。
一 落合 この村、名主九郎兵衛と云えるものあり。安倍七騎の一員、
狩野氏なり。武田家古文書あり。
一 柿嶋 柿の樹多く、串柿にして売り出す。郷士朝倉氏の
所持なり。家来百姓六十三戸ありと云う。朝倉氏、諸役免除の
御印章を賜わり持てり。
一 口坂本 南光山大日嶺、この村より登る。峠を西に下れば井川の
中野村、刎ね橋に到る。井川七郷は、
上田(かた)、薬沢、中野、田代、岩崎、上坂本、小河内なり。府より
十里より十四、五里と云う。
(つづく)
読書:「稲妻の剣」 鈴木英治 著
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