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「駿河安蘇備 上」を読む 64

庭のビオラ

午後、はりはら塾の講座へ行く。今日の所は字が砕けていて、解読になかなか大変であったが、何とかこなした。発表会のための模造紙を頂いてきた。そちらも準備しなければならない。

「駿河安蘇備」の上巻の解読を続ける。

甲信の道 井宮、篭上、安倍河通り、大河内へ入り、梅ヶ島の本村
まで九里。それより支村日陰沢へ三里。それより山越えにて、甲州巨摩
郡南部村、福士村に至る五里の山路なり。また梅ヶ島支村
犬代へ二里、それより甲州早川なる七面山へ五里の山路なりし。
また井川に至るには、井宮、篭上、安倍川通り、俵沢、津渡、細木峠
を越え、桂山、落合を過ぎて、口坂本に至る。府内より八里。それより
大日峠上下三里余にて、井川の郷に至る。井川の沢山より
甲信に近し。この間、家なき山中四十里余にして、信州伊奈
郡大河原山に出るとなり。
編年集成 天正十六年十二月、駿州柿嶋村の住士、朝倉六兵衛
在重、海野弥兵衛をして、往昔より通路なき、駿州安倍の山中
より甲信両国へ、道を踏み分けべキ旨を命ぜられ、辛苦して信州
高遠に出る、云々。見えたるはこの道なり。
(つづく)

読書:「冥府からの刺客 日暮左近事件控 9」 藤井邦夫 著
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