goo

「文久元年記録帳」を読む 6


午後、日限地蔵尊へ散歩に行く。地蔵尊からの景色。
旧家山田家と巨松が右に、火の見櫓と門前の店が左に、背後に西山が見える。

「文久元年記録帳」の解読を続ける。

一 米、今日より下落、買い込む。新米、(壱両)五斗より壱升位。古四斗弐、三升位。
また引上げ、四斗七、八升位まで相成り、また追々引下げ。廿六日新米、六文下げ。
廿七日また六文下げ。小売米(壱升)百廿八文、白米百四拾四文売り。
廿八日下落、買い込む、(壱両)五斗五升位の由。
九月四日、五日時分、五斗六升位に相成り申し候。
また七日、八日時分、五斗四升五合位に引上げ申し候。

五日金上(屋号)使い、掛川行き、日帰りに致す。
また七日、川西按摩、村久兵衛様へ行く。八日帰り。六日夜、髪○。
九日、乙蔵屋、米壱斗五升(つ)。十四、五日時分より、濱の家
※ 舂く(つく)➜ 米などを搗いて精米すること。
金次郎殿、病気つのり、外に差し添え御座候様子。
十九日、下拙(げせつ)、豊川様へ出立、廿二日帰り。
※ 下拙(げせつ)➜ 一人称の人代名詞。男子が自分をへり下っていう語。拙者。

(つづく)

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )