ほそかわ・かずひこの BLOG

<オピニオン・サイト>を主催している、細川一彦です。
この日本をどのように立て直すか、ともに考えて参りましょう。

慰安婦問題の虚偽8~強制連行否定の証言

2007-06-23 08:19:09 | 歴史
●強制連行はありえないという証言

河野談話が出されると、「従軍慰安婦の強制連行はありえない」という証言が、当時を知る日本人から多数出された。
大師堂経慰氏(川崎市、当時)は、朝鮮で育ち平壌の小中学を卒業し、朝鮮総督府に勤め、江原道の地方課長などを歴任した。氏によると「私が見たり聞いたりした範囲では、軍隊や警察官が婦女子を慰安婦として強制連行したという話はなかった。仮に、あったとすれば暴動にいたらないまでも、一般民衆の間に動揺が起き、私たちの耳に入ってこないはずはない」と語っている。
 大師堂氏は、友人で同じ時期、朝鮮で警察部長をしていた都内在住の知人に確かめたところ「従軍慰安婦の強制連行のため、警察官を動員したことなどない」「手錠をかけて連行するなど考えられない」と語っている、と伝えている。

 鍵谷武雄氏(東京都港区、当時)は、中国戦線に応召され、南昌付近に駐屯していたころ、慰安所の歩哨勤務につき、慰安婦たちと話す機会があった。彼女らは「朝鮮人の仲人(周旋人)がきて、陸軍の条件を示した。私たちはその条件を信用して応諾した。条件通り、実行されている」「給料はよい」「借金を返せば、3年で解放される」などと話したと、伝えている。

●韓国人・朝鮮人も強制連行を否定

 韓国側でも日本人の証言者と同じように語っている人がある。朴泰赫氏は、次のように述べる。
 「日本は日華事変で戦線拡大し、多くの要所を占領すると、軍が業者と結んで、兵士のために『慰安所』を設けました。慰安婦たちは韓国の遊郭にいるよりも、収入が2倍にもなったといいます。遊郭業者に女性を供給していた女衒(ぜげん=売春業者)たちが、甘語利説をもって、純粋な娘たちを慰安婦として、中国や南方に送り出したこともあったでしょう。女衒は日本本土では日本人だったように、韓国では韓国人だったのです」
 「なかには悪質な日本官憲もいましたから、これにつきまとった韓国人が業績をあげるために、一般の娘たちを騙して、従軍慰安婦に売り込んだことは、かなりあったでしょう」
 「しかし、軍や、警察が一般の娘を強制的に誘拐して、慰安婦にしたというのは、まったくありえないことです。もし、強制拉致があったとすれば、今日の韓国社会では、女子高校生を拉致して、売春婦として売り込むようなことが続いていますが、同じような不良分子の仕業だったでしょう。
 私は地方の村々をめぐって、老人たちが慰安婦に仕立てるための女性狩りはあったか、たずねました。すると、全員がそんなことはなかった、と否定しました。
 それに『(女子)挺身隊』(=徴用により工場などで勤労奉仕をするもの)として無報酬で働いていた貧しい農村出身の娘たちが、月に最低でも60円の大金を儲けられるところがあるといって誘われたら、甘言に従った者も、少なくなかったでしょう」と。(朴泰赫+加瀬英明著『醜い韓国人 歴史検証編』光文社)

 米国陸軍は、昭和20年(1945)にミャンマーで捕らえた3人の朝鮮人軍属を尋問して報告書を出している。朝鮮人軍属のうちの一人は、慰安婦について、日本の官憲が娘たちを拉致したことを強く否定している。
 「もしそのようなことが行なわれたとしたら、朝鮮の全住民が老いも若きも決起して反乱して日本人を殺したはずだ」と憤然として述べた、と報告書は記録している。
 もし旧日本軍が直接的かつ組織的に朝鮮人女性を強制連行し、それを当時の朝鮮人が黙って何もしないでいたと主張するならば、これほどコリアンを侮辱することはないだろう。今日、そうした主張をするコリアンは、自民族を、誇りも抵抗心もない無気力な民族だったと言っているに等しいのである。

 次回に続く。