一時、熱帯魚も飼ったが、寒い北国では冬のヒーターがいつも点いている。電気代も気になり金魚に変えて10数年、大きくなった金魚は20㌢余、 少々の刺身にもなりそう。そのうちの一匹が死んだ。飼育担当の老妻によれば白内障を患い片目は殆ど見えなく、人間でいうところの寝たきり、水槽の底に沈んだきり、仲間の残した餌で生きていたらしい。畑の片隅に埋葬、合掌。
マスクを外した人もたまに見かける、新聞の「コロナ感染者数」欄も目に見えて減ってきた、数年ぶりの明るい春に心の霧が晴れたよう。
この3年、多くの人々が集まる結婚式を挙げたという話題も聞かない、この間に亡くなった人も寂しい、形だけの葬儀で、受付を済ませて遠くから遺影に手を合わせ「ご焼香後はご散会ください」
町内会、集落の集会はなくなりレクリェーションもない、仲間との小旅行も皆無、当然飲み会なんてこともない。
地方のお祭り、地域行事も中止を余儀なくされた3年余り、お祭りや行事を進める次の世代はその段取りを見ずじまい、果たして昔から続いた地域の伝統のお祭り、行事が復活、再生できるだろうか。
コロナ禍の影響で外食が減り、米の消費量が減ったとかで米価が下がり続け、加えてウクライナ紛争の影響も受けて農業全般、特に輸入に依存する酪農危機が言われている。
お米農家にしても安い米価と輸入に頼る肥料や、値上がり続く農業機械や資材に経営意欲は大幅に下がり、加えて就農人口の大幅な減とコロナ禍の間にも進む高齢化。
コロナ、ウクライナ・・・・乗り越えて再び元気な農業が取り戻せるか、、もっとも多くの産業に言えるが。
街はまだ多くの人がマスクをしている。最も中には花粉症対策の人も多いだろう、桜が終わるころ花粉も収まりコロナも一段と少なくなりその頃にはマスク着用も少なくなりそう。
久しぶりにマスクを外すのも少々気恥しいような・・・男性は今までのように伸びたひげを隠せない、女性もこれからは口紅をちゃんとつけてマスクを外した美しい顔を見せてほしい。