草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

軍事知識のない政治家ばかりでは危機に対応できない!

2019年01月15日 | 自衛隊

戦争の危機が迫っているにもかかわらず、与野党を通じて政治家は誰一人として軍事について論じることができない。自衛隊の元幹部がマスコミに引っ張りだこである。憲法改正を避けてきた歴代の自民党政権は自衛隊を「戦力」としては認めてこなかった。「戦力」であることを前提にしなければ、政治家による文民統制など絵に描いた餅である。存在しないものをコントロールできるわけがないからだ▼小室直樹が昭和55年に『アメリカの逆襲』において指摘したことであり、未だにそれは変わっていない。小室は「ひとたび自衛隊が出動したら、内局は作戦行動に関与しません、とも言っている」ことを問題視する。それは自衛隊が「完全な統帥権の独立を獲得している」ということだ。かつて軍部が「天皇の統帥権干犯」を主張して暴走したときと同じで、日本人は何一つ学習をしてこなかったのである▼憲法改正をして自衛隊が戦力であることを確認すれば、そこで始めて文民統制が可能となる。日本のリベラルはそこにこそ目を向けるべきではないか。憲法9条にこだわることで、かえって「統帥権の独立」を容認してしまうのである。軍事的な知識を政治家が身につけないのは、我が国にとって不幸である。小室は「まさに日本は〝平和国家〟であり、日本人は軍事的白痴である証拠である」と喝破したが、その異常さに私たちは気付くべきなのである。

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