草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

「セクハラ」ヤジ都議の犯人探しに血眼になったマスコミを嗤う!

2014年06月24日 | マスコミ評

 日本のジャーナリズムのレベルの低さを印象付けたのが、東京都議会におけるヤジである。ヤジった都議はさっさと名乗り出て謝罪すればよかったのだ。後は有権者が判断するのである。結果的にはそうなることが分かっていながら、新聞もテレビもそれしか話題がないような騒ぎ方である。クリントン大統領の不倫疑惑のときですら、アメリカのマスコミはそればかり論じていたわけではない。しかし、日本ではそれが大ごととなり、ヤジって謝罪した自民党都議の事務所に生卵がぶつけられる騒ぎになったのである。そして、これ幸いにと安倍政権批判に結び付けるのである。日本を護っている自衛隊は、日々緊張の連続であるのに、そんなことにはまったくおかまいなしである。そして、日本がどれだけ男尊女卑の国であるかを、世界中に宣伝するのである。まさしく病的な現象ではないだろうか。それもこれも、戦後レジームを維持しようとする勢力の、はかない抵抗でしかないのである。国連憲章によって世界の国々が認められている集団的自衛権の行使容認について、いかにいちゃもんを付けても論破はできない。そうなれば感情に訴えるしかないのである。「若者を戦場に送るのか」といった決まり文句がスローガンにされると同時に、そうしたヤジにもいきりたって責め立てるのである。中共が明日にでも日本を侵略しようとしているのに、おめでたいにもほどがある。品位のないヤジを正当化するつもりはさらさらないが、差し迫った危機的状況を直視しないで、それで本当に良いのだろうか。ヤジった本人が名乗り出たわけだから、これで一件落着したことになる。辞めるか辞めないかは本人の問題だろう。安倍首相に子供ができないことを、サヨクの人間は公然と口にしているが、ヤジでなければそれは許されるのだろうか。レベル低い政治にしたのには、マスコミの責任が大きいのである。

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