草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

今の武漢市はカミュの『ペスト』の舞台「オラン」より深刻だ!

2020年01月29日 | 感染症

今回のコロナウイルスによる新型肺炎の拡大は、習近平ら中共の全体主義政権が引き起こした人災である。それにWHOまで加担したばかりか、日本政府までもが中共に忖度し、武漢からの観光客を野放しにした結果、日本国内で日本人が感染する事態にまでなったのである。悲惨なのは武漢市をはじめとして、湖北省の都市が外部から遮断されていることだ▼カミュの『ペスト』(宮崎嶺雄訳)は、アルジェリアの要港オランが舞台になった小説だが、知事か差し出した「ペストチクタルコトヲセンゲンシ シヲヘイサセヨ」という公電で閉鎖されたのだった。閉じ込められることの恐怖を、カミュは小説のテーマにしたのである▼「この瞬間から、ペストはわれわれすべての者の事件となったということである。それまでのところは、これらの奇怪な出来事によって醸された驚きと不安にもかかわらず、市民各自ふだんの場所で、ともかく曲がりなりにもめいめいの業務を続けていた。しかし、ひとたび市の門が閉鎖されてしまうと、自分たち全部が、かくいう筆者自身までも、すべて同じ袋の鼠であり、そのなかでなんとかやっていかねばならぬことに、一同気が付いたのである」▼オランはあくまでも小都市であり、食べ物を確保することはできた。武漢市は東京都に匹敵する大都市である。地獄のような惨状にならなければいいのだが。

コメント (1)
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