草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

竹中平蔵を師と仰ぐ者たちは保守にはあらず!

2017年12月11日 | 経済

いくら保守を名乗っても、竹中平蔵とその取り巻きは偽物である。今日の虎ノ門にニュースに出演した岸博幸は、慶応大学教授だそうだけれども、あの傲慢な態度は思い上がりも甚だしい。グローバリズムで日本を破壊した竹中を仰いでいるようだから、救いがたい▼融通のきかないエリートを批判していたが、自分が経産省にいたから威張っているだけで、それを差し引いたら、ただの評論家ではないか。改革を囃し立てれば、それが成長戦略になるというのは間違っている。小泉内閣時代に掲げた「構造改革なくして成長なし」とのキャッチフレーズは、結果的に混乱しか生み出さなかった。それよりもアベノミクスの金融政策の方が効果的であった。それなのに未だに改革を主張するのは、日本は破壊したいだけなのである▼同じ経産省出身の足立康史が岸を「業界のイヌだから、みんな騙されない方がいいですよ」とツイートしているが、グローバリズムに同調する人間は、金儲け至上主義が多いのである。保田與重郎が述べていたように、私たちは「共産主義とアメリカニズムを一挙に打倒しなければならない」のである。中共や北朝鮮の脅威と向かい合うとともに、グローバリズムとしてのアメリカニズムを粉砕しなくてはならない▼地上波のテレビに出演するのは、反日国家に媚びへつらうか、さもなければ竹中のグループである。どちらも「和を以て尊ぶ」という日本の国体を否定する者たちであり、扇動に乗ってはならないのである。


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日本文明を高く評価したレヴィ=ストロース!

2017年12月11日 | 思想家

クロード・レヴィ=ストロースは著書『悲しき熱帯』(昭和42年刊・泉靖一訳)の日本語版発刊にあたって寄せた「日本の読者へのメッセージ」のなかで、西洋から見た日本の良さを語っており、私たち日本人にも多くの示唆を与えてくれる▼「日本文明ほど、私の知的、道徳的形成にとって、早くから影響を与えたものはありません」との書き出しで始まる。5、6歳の頃から広重などの版画に興味を抱き、17歳か18歳まで版画や絵物語、刀身や刀の鍔を買い求めたのだという。20世紀を代表する思想家の日本への思い入れは、幼き日に育まれたのである。「私は、西洋文明が耳をかたむけようとさえするならば、日本文明が与えることができる、すぐれた教訓のかずかずを知らないわけではありません。それは現在に生きるためには、過去を憎んだり破壊したりする必要はないという教訓であり、自然の愛や尊敬に席をゆずらないで文化の産物の名に値するものはない、ということであります」。レヴィ=ストロースが西洋文明に懐疑的であったことは確かである。「もし、日本文明が、伝統と変化のあいだに均衡をたもつことに成功するならば」「人類以前にも存在し以後にも存在しつづけるであろうこの世界に、修復不能な損傷をひきおこすいかなる権利も、人類に与えては居ないということを、日本文明がいまも確信しているならば」との留保付きながらも、日本文明が果たすべき役割について語ったのである。


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