草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

北朝鮮の木造船は我が国の対応を試す工作船だ!

2017年12月12日 | 安全保障

国土交通省のトップを公明党に渡しておいて、本当にいいのだろうか。昨日の自民党議員との会合においての中島敏海上保安庁長官の発言は大問題である。日本海側に押し寄せている北朝鮮の木造船について、あろうことか「工作船である可能性はない」とまで断言したからである▼単なる漁民が漂着しただけというのだろうか。無人島に上陸して盗みを働くというのは、よほどの人間でなければできないことだ。その者たちの身分に関しても、北朝鮮軍の兵士とほぼ特定されているのである▼にもかかわらず、そんな悠長なことを言えるのだろうか。工作員という定義をどう考えているのだろう。工作員とは破壊活動を行うだけではなく、我が国の機密情報を合法・非合法を問わず入手することを目的とする者たちを指す。木造船に断固たる処置を取れない我が国の現状を暴露しただけでも、工作船としては大成功であったのである▼菅官房長官らの官邸は、警戒心を募らせているのに、海上保安庁の見方があまりにも甘過ぎる。青山繁晴が懸念しているように、漂着者が天然痘ウイルスを我が国に持ち込む危険性は否定できない。どうして最悪の事態を想定しないのだろう。不安をかきたてろというのではない。海上保安庁がそのような体たらくでは、今後が危ぶまれてならないのである。簡単に「工作船である可能性はない」と結論付けるのは、あまりにも愚かである。


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