戦争はまだ終わらずと密林に立てこもりしは小野田少尉は
不甲斐なき国になりたり日本の再生見ずして君は逝きしか
ようやくに国の大本示されし日本は今日本目指さん
大君の醜の御楯となりたもう戦友のもとに君はかえらん
大東亜夢なりしかな民族の小野田少尉の敬礼かなし
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直下型の大地震が首都圏で起きる確率は年々高まっている。しかし、備えは万全とはいえない。昨年１２月に国の中央防災会は、東京や神奈川などで２、３万人の死者が出て、経済的損失は９５．３兆円に達するとしている。死者の数がこれまでより増えているのは、津波なども考慮したためという。小松左京の『日本沈没』（１９７３年刊）で書かれていたことを、ついつい思い出してしまう。小説の方がかえってリアリティがあり、惨憺たる情景が描写されている。「この日の灯ともしごろ、千葉、茨城県南部から東京、横浜方面をおそった地震は、まさにラッシュのピークがはじまろうとしていた時に起こったため、人的被害は、東京駅、丸の内、有楽町、神田、両国、上野、池袋、新宿といったターミナルに、まっ先に起こった。路上にあふれる人々は、突然おそいかかった、立っていられないほどのすさまじい震動に、瞬間的にパニック状態になり、その頭上に、ビルの窓からはがれた何万枚というガラス板が、化粧レンガや広告塔が、雨のように降りそそいだのである」。その小説では一瞬にして２５０万人もの命が奪われたのだった。大惨事を阻止するためにも、今回の東京都知事選挙では、一番争点となるべきは、大震災時の自衛隊の活用だ。第一師団や習志野の第一空挺団を始めとして、全国の陸海空自衛隊が出動することになるだろう。それを考えれば、やはり東京都知事にふさわしいのは、田母神元航空幕僚長ではないだろうか。
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