草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

失業者を連想させるパチンコを手厳しく批判した花田清輝!

2012年06月20日 | 思想家

 薄汚れたサヨクと違って、以前は乗り越えるべき左翼がたくさんいた。その代表格が花田清輝であった。戦争中は中野正剛の東方会に属していた。戦後は共産党に入ったかと思うと、すぐに除名されるなど、破天荒な人生であった。しかし、その文章の切れ味は相当なもので、そんじょそこらの物書きなどは、足元にも及ばなかった。その花田が「パチンコ・ルネッサンス」なる一文を残している。まず冒頭の文章からして、生理的にパチンコ嫌いであることを表明している。「昼となく夜となく、街中いたるところで、ガチャン、ガチャン、ガラ・ガラとやられたのでは、せっかくの詩情も、霧散霧消してしまう」。そして、パチンコが誕生したのは、昭和始めの名古屋であり、それに興じていたのは子供であったことに言及している。昭和32年頃に大人の遊びになってきたので、左翼の理論家として黙っておれず、あえて警鐘を乱打したのだ。花田が許せなかったのは、敗戦で意気消沈した機械メーカーが、パチンコをつくったことであり、わずかにうさばらしを試みている、無数の失業者の存在を連想させるからであった。よほど腹に据えかねたのか、自動玉入れ器を開発した学生に向かって「どうか諸君の創意を、もっとマシなもののために発揮してくれたまえ」と苦言を呈している。パチンコ経営の在日に媚を売ってばかりいる現在のサヨクとは、天と地ほどの開きがある。敵とすべき左翼にも、見上げた人物がいたのである。


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米国からの汚染地図を拒否したのはやっぱり官邸であった!

2012年06月20日 | 災害

 原発事故対応で、どれだけ民主党政権が犯罪的であったか、それを裏付ける事実が次々と発覚している。しかも、それを命じたのが官邸だというのだから、とんでもない連中である。米国から提供の申し入れがあった汚染地図(放射性物質)を公表しなかった件についても、いつもの通り民主党政権は、役人の責任にしようとしていた。しかし、真相は違っていた。その汚染地図を官邸が受け付けなかったために、自民党の衆議院議員小野寺五典の事務所にまで、米国大使館から「事故直後、官邸が受け付けないので、何とかして欲しい」との要請があったことが明らかになったからだ。菅直人を始めとする官邸は、事故を小さく見せるために、国民に知らせまいとしたのだった。スピーディにしても、「公表するな」と横槍を入れたのは、当時の官房長官であった枝野幸男だったといわれる。それを裏付けるかのように、官邸の命令によって、昨年の3月16日からは、スピーディの担当が文部科学省から内閣府の原子力安全委員会に移された。それらの結果何が起きたかというと、被曝しなくてもよかった人たちまで、被曝させてしまったのである。許せないのは菅である、国民は全てお見通しなのに、脱原発を叫ぶことで、政治的な立場を失うまいと必死である。自分がしでかしたことを一番知っている菅が、まさかそれを忘れたとでもいうのだろうか。

 
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