草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

角栄と違って保守派から同情の声が上がらない小沢一郎!

2012年06月03日 | 政局

 野田佳彦と小沢一郎との会談など、お互いにアリバイ作りでしかない。小沢は本気で喧嘩する気がないし、野田は党内融和を取り繕うために、顔を合わせる必要があったのだ。しかし、そんなことをしても、被告人の小沢が、主導権を回復するのは無理である。小沢に世話になったマスコミ関係者が、応援しているかのような振りをしているだけで、後ろには誰一人いないのである。田中角栄には人間的な魅力があった。ロッキード事件にしても、アメリカの謀略という感じがする。右翼の大物であった児玉誉士夫と一緒に葬ることで、属国化を進めようとしたのだろう。アメリカ流民主主義の影響を受けた進歩的文化人よりは、角栄の方がはるかに脅威であったからだ。会津高校の先輩である小室直樹を、私は誇らしげに思ったものだ。テレビに出演して、角栄を犯罪者扱いをする小沢遼子を足蹴りにしたのだから、角栄擁護の旗頭であった。ロッキード裁判をめぐっては、栗本慎一郎が『鉄の処女』で渡部昇一と立花隆を対戦させた。そして、はたき込みで渡部に軍配をあげた。保守派の論客の多くは、いかなる罪に問われようとも、角栄に同情的であった。それと比べると、小沢への風当たりは強い。一本芯が通っていないからだろう。消費税増税に賛成できないのならば、さっさと離党すればいいのだ。それもできないのは、与党を離れれば、裁判で有罪になり、お縄になると思っているからだろう。

 
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ブログなどのネット言論が活発なのは乱世であるからだ!

2012年06月03日 | エッセイ

 もう2年以上になるが、毎日朝晩ブログを書くのが日課になってしまった。わずか原稿用紙1枚半程度の文章というのは、100㍍競争ではなく、せいぜい50㍍競争程度で、瞬発力が勝負である。慌ただしくネタを仕込み、それに味付けをするのだ。腹が立つことばかりなので、黙っているわけにはいかないのである。とくに、昨年3月11日の原発事故以降の日本の政治は、目に余るものがある。国家としての統治能力がない民主党政権では、国民に不安感を与えるだけだ。さらにはマスコミも同罪で、同じサヨクのよしみで、それを黙認するにいたっては、何をか言わんやである。世の中がずっこけているので、ついついパソコンに向かうことになるのだ。尾崎放歳の句に「人をそしる心を捨て豆の皮むく」というのがある。本来であれば、もう還暦を過ぎたわけだから、エキサイトせずに人生を達観してもよさそうなのに、今の時代はそれを許してくれないのである。しかも、右とか左とかの単純な色分けではすまなくなっており、一筋縄ではいかない。私はグローバリズムに一貫して反対であり、国家として身構えるべきだと主張している。しかし、その一方で原発には懐疑的であり、楽観的な未来などは露ぞ考えたことがない。私はそれが正しいと思っており、どこまで書き続けられるかは天のみ知るだが、まだまだ人生を達観するわけにはいかないのである。

 
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