草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

山形の人々 五首

2012年06月05日 | 短歌

 ものなべて北に向かいしさみしさはみちのく人の我も変わらず

 米沢も山形もまた会津なりぶっきらぼうが親しみの情

 あわれなる山の深さようつそみのさみしき笑みは自嘲なりしか

 地酒なるみちのく人の舌触りキレ味よりも甘さ切なし

 ひと山を越えればそこは置賜ぞ奥羽は一つ相抱きたり

  
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「こころは虚空を遍歴しているような」ぶざまな民主党政治!

2012年06月05日 | 思想家

 今の民主党政治は魂がなくなった抜け殻ではないか。綱領もない政党であろうとも、ある種の共通項はあったはずだ。しかし、マニフェストを反古にした時点で、もはやそれもなくなったわけだから、本来であれば、すぐに政権を返上すべきなのである。魂が入ってなくて、どうして危機的状況を乗り切ることができよう。山本周五郎に『虚空遍歴』という小説がある。放浪の芸術家である中藤沖也は、江戸浄瑠璃の完成に生涯を賭けるが、それを果たせず、虚しく北陸今庄の宿で果てたのであった。紀野一義はその小説について『遍歴放浪の世界』で触れている。人生は旅そのものだと論じながら、紀野によれば「大地を踏みしめ行く」「大地の上にあるのはいのちばかりでこころは虚空を遍歴している」の二つの旅があるのだという。中藤沖也は後者であったのであり、魂はここにあらずなのである。政治がそれと同じであれば、国民は右往左往するしかなくなる。一本芯が通っていなくては、全てが中途半端になってしまうからだ。「大地を踏みしめて行く」というのは、日本という国柄を守り育てることであるのに、「いのち」に突き動かされて、それをコントロールすべき国柄を見失った政治が、日本に混乱をもたらしているのではないか。野田佳彦首相がなりふり構わないのは、権力の座をを手放したくない一心で、魂としての大義を見失っているからだろう。

 
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