福島県議選の投票が今日行われたが、即日開票の結果、会津地方では、河沼郡選挙区(1人)で、久々に自民党が議席を奪還した。しかも、当初は劣勢を伝えられていたが、それを跳ね返しての勝利であった。また、民主党の渡部恒三代議士のお膝元である南会津郡選挙区(1人)でも、現職の民主党公認が、新人の無所属に敗れるなど、予想を覆す結果となった。残念であったのは、会津若松選挙区(4人)で自民党が2議席獲得できなかったことだが、トップ当選した現職に票が集まり過ぎたのが影響した。それでも、先の総選挙で恒三代議士が圧勝した会津地方でも、今回は一転して、票数では地滑り的に自民党が復調した。その一番の要因は、民主党政権の嘘に福島県民が気づいたことが大きい。福島第一原発の影響は深刻なものがあり、もはや風評被害レベルの問題ではなくなっている。つい最近、葛尾村から会津に避難している親子連れと話をする機会があったが、小学生の子供が「友達が喉の手術をした」というのを教えてくれた。被曝した子供たちに、深刻な健康被害が出ているのではないだろうか。しかし、民主党政権や、その意を受けた佐藤雄平知事は、穏便に事態を処理しようとしている。県民の命を守るためにも、自民党は佐藤雄平知事に擦り寄るのではなく、今後は対決色を鮮明にすべきであり、その県民の期待を断じて裏切ってはならないだろう。
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