草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

恒三代議士のお膝元(南会津郡)で民主党現職県議が落選!

2011年11月20日 | 選挙

 福島県議選の投票が今日行われたが、即日開票の結果、会津地方では、河沼郡選挙区(1人)で、久々に自民党が議席を奪還した。しかも、当初は劣勢を伝えられていたが、それを跳ね返しての勝利であった。また、民主党の渡部恒三代議士のお膝元である南会津郡選挙区(1人)でも、現職の民主党公認が、新人の無所属に敗れるなど、予想を覆す結果となった。残念であったのは、会津若松選挙区(4人)で自民党が2議席獲得できなかったことだが、トップ当選した現職に票が集まり過ぎたのが影響した。それでも、先の総選挙で恒三代議士が圧勝した会津地方でも、今回は一転して、票数では地滑り的に自民党が復調した。その一番の要因は、民主党政権の嘘に福島県民が気づいたことが大きい。福島第一原発の影響は深刻なものがあり、もはや風評被害レベルの問題ではなくなっている。つい最近、葛尾村から会津に避難している親子連れと話をする機会があったが、小学生の子供が「友達が喉の手術をした」というのを教えてくれた。被曝した子供たちに、深刻な健康被害が出ているのではないだろうか。しかし、民主党政権や、その意を受けた佐藤雄平知事は、穏便に事態を処理しようとしている。県民の命を守るためにも、自民党は佐藤雄平知事に擦り寄るのではなく、今後は対決色を鮮明にすべきであり、その県民の期待を断じて裏切ってはならないだろう。

 人気ブログランキングへ

              ←恒三代議士は過去の人になりつつあると思う方はクイックを

  にほんブログ村 政治ブログ 政治評論へ
  にほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボルヘスの皮肉でTPPを推進する讀賣新聞を嗤う

2011年11月20日 | 思想家

 「われわれが毎朝新聞に眼を通すのは、たいてい外の世界をちょっとのぞいたり、午後の話題を得たりするためであるから」(『ボルヘスとわたしー自撰短編集ー』牛島信明訳)とボルヘスが書いているように、せいぜい新聞の効能というのは、その程度でしかないのである。新聞記事にいちいち目くじらを立てるのは大人気ないと思うが、TPP賛成に世論を誘導しようとして、なりふりかまわない讀賣新聞などを読むと、どうしてそこまでできるのか、私には理解できないから、ついつい冷やかしたくなってしまう。昨日、YOMIURI ONLINEで流れた「農業」に関する全国世論調査には嗤った。「仮にコメの輸入が自由化された場合、価格が高くても国内産のコメを主に買いたいと答えた人は89%を占めた」というのを大々的に報道していたからだ。それを鵜呑みにする読者いないだろうが、TPP推進の口実にしようという意図が、あまりにも見え見えであった。ボルヘス流に考えるならば、真実がどうかは別にして、知らない世界の情報をもたらしてくれたり、誰かと話をするときの、きっかけになればよいのだから、そこまですると越権行為である。意味不明な社説がほとんど読まれないというのは、私たちが健康だという証ではないか。下手な主観などを押し付けられるよりも、私たちはまず情報に接したいのである。

 人気ブログランキングへ

              ←讀賣新聞は読むに値しないと思う方はクイックを

 にほんブログ村 政治ブログ 政治評論へ
 にほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする