草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

グローバリズムはかつてのコミュニズムと同じ教条主義だ!

2011年11月06日 | 思想家

 TPPに賛成しているのは、民主党政権、財界、官界、マスコミということになるが、そこで共通しているのは、「日本もアメリカのような国にならなくては、世界に後れを取る」というグローバリズムである。だからこそ、菅直人前首相のなどは「平成の開国」をぶちあげたのだろう。しかし、そのアメリカで今、経済格差に抗議するデモが日増しに激しくなっている。深刻なほころびが出てきているのに、どうしてそれを問題にしないのだろう。共和党のブッシュ大統領の時代に、ネオコンと呼ばれたグループが主導権を握っていた。思想的指導者の一人に、アービン・クリストルがいた。彼は元トロッキストで、「世界革命の夢をもう一度」ということで、グローバリズムに転向したのだった。アメリカの大統領に民主党のオバマが就任したことで、ネオコンが一掃されたと思っていたら、そうではなかったようだ。元世界革命論者とリベラル派は、理想主義ということでは共通しており、あらゆる規制を排除した世界を夢見るのも、世界革命を夢見るのも、たいした差はない。いつの世も、下手な理想主義を説かれるほど迷惑なことはない。かつて世界中を徘徊していた共産主義も、今世界中に混乱をもたらしているグローバリズムも、どちらも教条的であり、人騒がせなイデオロギーなのである。

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民主党国会議員のTPP反対はあくまでもガス抜きだ!

2011年11月06日 | 政局

 TPPの交渉に加わることに絶対反対の私ではあるが、ポーズだけ反対の民主党の国会議員を見ると、嫌悪感を覚えてならない。選挙目当てに、どこにもいい顔をしたいというのが、見え見えだ。昨日、有楽町で行われた「TPPを考える国民会議」の街頭演説会に参加したり、原口一博元総務大臣のように演説したとしても、誰一人離党することなく、民主党にとどまるのではなかろうか。農協から票をもらいたいというので、あくまでもパフォーマンスでしかなく、結局は今の政権の延命に手を貸すのである。それを知っているからこそ、原口に対して、日の丸を手にした保守民族派の参加者から「帰れコール」が起きたのだろう。菅直人政権のときの不信案への賛否で、原口がコロリと態度を変えたことを、誰もが忘れてはいない。いくら拳を振り上げても、信用するわけがないのである。しかも、TPPへの反対は、我が国の国益を踏まえてのことで、中共や韓国への屈辱外交に続いて、今度はアメリカの言いなりになろうとする売国政権を、一日も早く打倒しようとする戦いなのである。民主党というのは、サヨクと親米ポチが野合した集団であり、どちらにぶれても売国でしかない。民主党の国会議員に、憂国の志士が一人でもいるのならば、まず離党してから戦列に加わるべきである。

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