今京都に来ているが、いよいよ日本も幕末期のようになってくるのではないか。しかし、あの時代だって、攘夷を口にしたのには、それなりの理由があった。欧米植民地化を阻止するために、狂気をもって対決するという捨て身のパトスが、志士たちを突き動かしたのである。いかに武器の面では劣っていても、気概においては負けてはいなかった。日本人であることに、ことさら引け目を感じる人間が多くなったのは、あくまでも戦後の特徴である。民主党の小沢一郎元代表あたりが、普通の国家を言い出したのも、自己責任が乏しいということで、日本人に教え諭そうとしたのではなかったか。また、多くの進歩的文化人が口をそろえて、近代的自我が育っていない、とコメントしたのは、つい昨日のことではなかったか。戦後民主主義自体が、アメリカから与えられたものであり、日本人が自ら勝ち取ったわけではない。どこの国でもおびただしい血を流し、その犠牲の上に獲得されるのが普通であるのに、日本は敗戦によってもたらされた。TPP賛成派のほとんどはサヨクである。日本人を改造することに血眼になっており、欧米人の生活スタイルを絶対視している。民主党内に巣食っている松下政経塾出身者などは、そのなかでも突出している。日本がアメリカの何番目かの州になればいいと考えている政治家が、民主党にあまりにも多すぎる。
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