前原誠司という政治家が、ここまで愚かだとは思わなかった。記者会見で弁解じみたことを喋ったのが、NHKのニュースで大きく紹介されたが、これほど国民を怒らせる発言もない。偽メール事件のときと、まったく同じようなふてぶてしい態度である。福田元総理が北朝鮮系の企業から献金をもらっていたのを取り上げて、どうして自分だけ批判されるのか、と居直るのは、お門違いもはなはだしい。今問題になっているのは、前原自身のことであり、政治資金規正法に触れることがあったかどうかだ。前原は参議院の予算委員会で、しかもテレビが中継されているなかで、献金を受けていたことと、相手が在日であったことを認めたのだから、「故意ではなかった」と逃れられないのである。国民も前原が口にした言葉を聞いている。NHKあたりが前原の愚もつかぬ発言を取り上げたことで、なおさら窮地に追い込まれてしまったのではないか。いかに抗弁しようとも、議員を辞職するしかないのは、前原自身の顔が語っている。今にも泣き出しそうではないか。粋がって相手に詰め寄るような勢いはさらさらない。何かに怯えているかのようだ。暴力団とのことも指摘されているからだろう。前原よ。日本人であるならば、恥を知れ。武士は後ろ指をさされただけで、腹を切ったのだから。
統一地方選挙を前にして、色々な地域政党が生まれている。共通しているのは、口あたりの良いことしか言わないことだ。まるっきり大衆迎合主義である。民主党の二の舞を演じることは、火を見るより明らかだ。政治の劣化は、国の存立にかかわる重大問題である。できもしないことを並べ立てる政党を支持するというのは、日本の国民が自信を喪失してしまって、やけくそになっているからだろう。それだけに、民主党のマニフェストに騙されたことを知った国民は、怒りに打ち震えている。だからこそ、民主党議員と見ると、すぐに詰め寄りたくなるのだ。新しい地域政党の公約も、票が欲しいだけであって、早いか遅いかは別にして、いつか馬脚を露わすだろう。社会の変動期には、どこの国にもポピュリストが現れる。日本の場合は、それで政権交代まで起きてしまったのだ。しかし、それがかえって、国のかたちを考えるきっかけになった。日本人のコモンセンスが試されたからであり、国の主権が奪われつつあることを、思い知らされたからである。民主党と同じように、大衆迎合主義で地域政党が統一地方選挙に臨むというのは、あまりにも甘いのではないか。柳の下にいつもドジョウはいないわけだから、後で臍をかんでも遅いのである。
前原誠司外務大臣が、在日の関係者から違法献金を受けていたというのは、あまりにも衝撃的なことであった。これによって民主党政権は、またまた追い詰められることになったが、前原外相だけではなく、それは民主党自体の問題でもなかろうか。民主党の党員になるのに、国籍も問われないわけだから、その違法献金を認めるような素地があったといえる。由々しき事態なのは、権力の中枢までもが、在日韓国人、在日朝鮮人の金で汚染されていたことだ。昨日発覚したのは、在日韓国人の一女性からの違法献金であったが、それはあくまでも氷山の一角に違いない。今後、かなりの数の違法献金が明らかになるだろう。額も相当の額に達するはずである。前原外相を始めとする民主党政権というのは、恥も外聞もないのだろうか。在日の操り人形となって、永住外国人の地方参政権の付与法案を、国会で成立させようとまでしたのである。いうまでもなく、北朝鮮による拉致事件には、在日の人間が手引きしたともいわれる。朝鮮半島で何かことが起きれば、北朝鮮の工作員による日本国内での破壊活動が危惧されている。それだけに、日本の主権を守るためにも、在日の関係者から支援を受けている政党は、すぐにでも解党すべきなのである。