民主党はもはや論じるに値しない。今度は竹島をめぐって、韓国に一方的に譲歩する国会議員まで現れた。もはや怒る気力も失せてしまう。土肥隆一衆議院議員が、日韓キリスト教議員連盟の日本側会長として、とんでもない行動をとったのである。日本が竹島の領有権を主張しないように、というその連盟の日韓共同宣言に、驚くなかれ名を連ねたのだ。しかも、韓国の国会で共同記者会見までしたのである。産経新聞が報じたものだが、そこまで民主党は腐っているのである。それでもなお期待する国民がいるのならば、ぜひお目にかかってみたい。領土を奪い取られても、抗議一つせず、かえって韓国の言いなりになるというのは、まったくもって理解できない。驚くなかれ、それが与党の幹部なのである。国益をそこなうことをして、一体何のつもりなんだろう。前原誠司前外相への同情も、これでなくなるだろう。在日の韓国、朝鮮人が、どれだけ日本で影響力があるかを、それは物語っているからだ。土肥がクリスチャンとして、神の国ではないこの世を否定するのであれば、理解できなくもない。本当のクリスチャンは異邦人と呼ばれるからだ。しかし、竹島の放棄は、韓国への肩入れでしかないわけだから、それとはまったく話が別である。
自分たちの居直りのためには、コロコロと考え方を変える。そもそも団塊の世代のサヨク政権には、一貫した方針などないのである。国家の安全保障や治安に関しての知識が乏しいので、在日からの政治献金を容認する発言すら飛び出す始末だ。これでは、スパイの取り締まりにあたる警察の外事関係者も、あいた口がふさがらないのではなかろうか。民主党の党員やサポーターになるのに、国籍を問わないわけだから、そのこと事態が法律に触れる可能性すらある。北朝鮮に対して、日本が毅然とした態度が取れなかったのは、在日の朝鮮人、韓国人のことがあるからだ。中西輝政が指摘しているように「北に核をつくらせた元凶は日本にある」(『覇権の終焉』)というのも、紛れもない事実である。日本人拉致が発覚し、核開発の噂が流れていた時期にも、日本は決断することができなかった。かえって膨大な米を支援し、結果的に核開発をバックアップした。そして、1998年には、北朝鮮のテポドン1号が三陸沖に落下したのだった。それでも、自民党政権下では、まだ歯止めが効いていたが、民主党の天下になると、それもなくなってしまったのだ。それだけに、在日からの献金を認めるなどというのは、北朝鮮に付け入る隙を与えるだけだ。