2022/2/8放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は民数記18章29節から「最上の部分を献げる」と題してメッセージをお伝えいたします。
「あなたがたへのすべての贈り物のうち、それぞれの最上の部分で聖別される分から主へのすべての奉納物を献げなさい。」
神はアロンを祭司職に任命すると、「その神聖な務めに責任を持つように」と語りかけています。「誰もこれに代わることはできない。聖所や祭壇の奉仕は祭司だけの独占的職務であり、その職務を侵害するならば裁きにあう。」と言うのです。そしてそうであればこそ、「祭司もその職務で問題があれば、その咎を負うのだ。」と警告されています。実に祭司は責任ある職務でした。
続いてそのような務めに専従するにあたり、「祭司は聖所に奉納されるささげ物からその生活の糧を得ることが許される」と語られています。祭司は、他の一般人のように土地を持つことは許されず、ただ祭司の職務に専心することが求められたのです。そしてここでは二種類の収入が認められています。祭司だけに権利があるもの、また祭司の家族も受けられるものでした。
こうして神は。祭司の働きが正当に評価され、彼らとその家族の必要が神の民のささげ物によって満たされるように定められたのです。
後にパウロはこの定めを取り上げて、牧師、伝道師がその働きから生活に必要なものを得ることを教えています。教会の牧師の霊的な働きを認め、それに相応しい報酬を考えていくというわけです。確かに福音と福音を語る者の働きに相応しい報酬を教会が考えていくことは大切です。
というのも、神は働き人の働きに相応しい報酬を認めることで、福音と福音を語る者の価値を認めることを期待しているからです。そのような意味で、ただお金がどうのこうのというのではない、働きに対する適切な評価と愛の配慮のあるところに神の祝福の豊かさもあると言えるでしょう。
では、今日もよき一日となるように祈ります。
( PBA制作「世の光」 2022.2.8放送でのお話しより )
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