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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■イスカリオテのユダの心の闇 / 岩井基雄

2022年07月14日 | Weblog

2022.2.3放送

 「世の光」の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。

 私たちの心にはさまざまな闇があります。その闇は自分の人生に大きな影響を与え、周りの人々をも傷つけてしまいかねません。

 キリストの弟子たちにも深い闇がありました。12人いたキリストの弟子たちは、最終的には全員キリストを裏切ります。しかし、その中でも最も深い裏切りを実行したのは、イスカリオテのユダと呼ばれる弟子でした。

 聖書はこう記しています。

 「さて、十二人の一人であるイスカリオテのユダは祭司長たちのところへ行った。イエスを引き渡すためであった。彼らはそれを聞いて喜び、金を与える約束をした。そこでユダは、どうすればイエスをうまく引き渡せるかと、その機を伺っていた。」
  新約聖書 マルコの福音書14章10節、11節

 ユダは他の弟子たちから信頼もあり、彼らのお金を預かっていたようです。 しかし、キリストを裏切り、わずか銀貨三十枚で売るのです。それは当時の奴隷一人の値段でしたから、主を奴隷扱いするほどにお金に心奪われたとも言えるでしょう。

 当時の祭司はサンヘドリンと呼ばれる最高法院を司どり、祭司長は裁判の権威を持っていました。この祭司たちとユダが既に手を組み、キリストを裏切ったことを主はご存じでした。しかし、キリストはこの後用意させる最後の晩餐の席で、主賓である自分が最も愛する者のための席に、このユダを座らせるのです。

 それは彼の裏切りを知るキリストのユダへの愛の表れであり、最後の悔い改めへの招きでもあったでしょう。しかし、ユダはキリストを裏切ったまま、地上の生涯を自ら閉じる道を選んでしまいます。彼は罪を悔い改めることをしなかったのです。彼の赦しのためにも、キリストは十字架にかけられたことを私たちは受け止めたいと思います。

 あなたのすべてを知る主はあなたを愛し、あなたの罪をも赦そうと待っていらっしゃるのです。

 聖書のことば

 「悔いあらためて神に立ち返りなさい。そうすればあなたがたの罪はぬぐい去られます。」
   新約聖書 使徒の働き 3章19節

 あなたも自分の心の闇を認め、罪を悔い改めて赦しを受け取りませんか? そして愛と恵みの道を力強く歩んでいただきたいのです。

     ( PBA制作「世の光」2022.2.3放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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