2022.1.31放送
「世の光」の時間です。お元気です? 岩井基雄です。
今日は詩篇119篇の6回目として、創り主なる神の恵みによる慰めに心を留めてみましょう。
人生の苦難の中で私たちは悩みを深めます。そしてその苦難や痛みの意味を探し求めるのです。この詩篇の作者は、聖書が語る神様に向かって「あなたの御手が私を造り」と告白し、自分を創造した神様に祈りをささげます。
そして創造主なる神の主権を認めてこう続けます。
「主よ 私は知っています。あなたのさばきが正しいことと あなたが真実をもって 私を苦しめられたことを。」
旧約聖書 詩篇119篇75節
彼は、すべての主権者である神様のなさるさばきの正しさに信頼し、神はご自身の真実をもって、すなわち目的と意味を持って私を苦しめられたのだと告白します。
自分の苦しみに神様のご計画があることを知るとき私たちは安心します。自分の思うようにならないことが悩みを深めても、私たちの思いをはるかに超えた神様の知恵に信頼し、神様の主権にすべてを委ねる事ができるからです。そして悩みだけではなく、自分自身や人生をも神様の愛の御手にゆだねることが出来るからです。
この詩篇の作者は深い悩みの中から信頼できる創造主なる神に心を向け、次のように祈ります。
「どうか 私に悟らせ 私があなたの仰せを学ぶようにしてください。…どうか このしもべへの約束にしたがって あなたの恵みが私の慰めとなりますように。」
詩篇119篇73節、76節
彼は神の「仰せ」すなわち神のみことばが自分を生かすものであり、そしてその神様の恵みと憐みこそが本当の慰めになると心から告白します。そして続く81節で彼はこう祈ります。
「私のたましいは あなたの救いを慕って 絶え入るばかりです。私はあなたのみことばを待ち望んでいます。」
彼は、神の救いの道を求め、慰めに満ちた神のことばを待ち望むのです。
あなたも神のことばである聖書のことばを心に深く受け止め、神様の愛と平安に生かされる歩みを続けていきませんか? 神様はあなたを豊かに愛しておられるのです。
( PBA制作「世の光」2022.1.30放送でのお話しより )
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