2022/2/11放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井誠です。「継続は力なり」 聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われるものがあります。今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は民数記21章8節から「仰ぎ見れば生きる」と題してメッセージをお伝えいたします。
すると主はモーセに言われた。「あなたは燃える蛇を作り、それを旗ざおの上に付けよ。かまれた者はみな、それを仰ぎ見れば生きる。」
今日の21章から民数記の新しい区分となります。もはや古い世代に代わって、新しく育った世代のエピソードが描かれています。大祭司はアロンに代わって息子のエルアザルが、また指導者はモーセに代わってヨシュアが任命されようとしていました。そして、新しい世代のイスラエルは、約束の地カナンに入る準備を再開し始めたのです。
ところが、なんと古い世代も新しい世代も同じ人間というのは、世代が変わってもその本質は変わらないものだと、この21章を読みながら思わされるところです。世間では、古い世代は若い世代を未熟と見なし、若い世代は古い世代を老いぼれと見なすことがあります。しかし、実際には同じ穴の狢(むじな)のようなものです。
というのも、新しく育った世代もまた。「水がない。パンがない。」と指導者のモーセと争い神の裁きを受けました。モーセは神にとりなし、神に命じられたとおりに青銅の蛇を用意しました。そして、「これを仰ぎ見れば生きる」と救いの方法を明らかにするのです。そこに理屈はありません。ただ救われるために、神が用意した方法に素直に従うかどうか、神の存在を認め神のことばを受け入れるかどうかでした。
後にイエスはこのエピソードを引用して、永遠のいのちを得る方法を問いかけた律法学者のニコデモに答えています。「永遠のいのちを得るために神が定めた方法はただ一つ、それに従うことだ」と。そして、今日の人々に用意されたのは、青銅の蛇ではなく、「十字架にかかげられたキリストだ」と。
理屈では理解できないことかもしれませんが、「イエスの十字架を仰ぎ見るなら、生きるのだ。」と言うのです。神の定められた方法に従うことが救いとなるのです。
では今日も良き一日となるように祈ります。
( PBA制作「世の光」 2022.2.11放送でのお話しより )
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