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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■“新しい人” が身に着けるもの / 原田憲夫

2022年07月26日 | Weblog

2022/2/15放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 今週担当の原田憲夫です。今日はご一緒に新約聖書コロサイ人への手紙から「新しい人が身に着けるもの」について耳を傾けたいと思います。3章12節後半、13節前半をお読みします。

 「深い慈愛の心、親切、謙遜、柔和、寛容を着なさい。互いに忍耐し合い、だれかがほかの人に不満を抱いたとしても、互いに赦し合いなさい。」

 ここでは人と人との関係における大事な、いわゆる徳、身に着けるものが挙げられています。「深い慈愛の心」・・・いつの時代にも病人、老人、子どもたち、ハンデのある人といった弱い立場にある人たちをその心の中に迎え入れる憐れみの心です。
 
 「親切」・・・年月を経てまろやかに熟成し、育つところがなくなった葡萄酒のように思いやりにあふれた優しさです。

 「謙遜」・・・古典ギリシャ語には「卑しい者」ということばはあっても、「謙遜」にあたることばがなかったといいます。謙遜を学んでいる人からは傲慢が消えて行きます。
 「柔和」・・・真に怒るべき時に怒り、間違った時に怒らない、感情を制御できる心です。

 「寛容」・・・特に侮辱を受けた時、決して忍耐を失わない精神です。

 「互いに忍耐し合い、互いに赦し合うこと」・・・ それぞれは神の前には取るに足りない者ですが、ただ神の愛と恵みによって生かされているところに立ち続ける人に育つ心です。

 そして14節で、これらを一つに結ぶ肝心な結びの帯、それが「愛」だと語り、「愛を着けなさい」と締めくくっています。

 よく言われることがあります。「その身に着けるものって窮屈じゃないんですか? 疲れませんか?」って。

 そうですね。ただここで見落としてならないのが、これらの身に着けるものはみな、救い主キリストとのつながりから来ていることです。

 キリストの弟子となったヨハネという人は以前は漁師でした。気性が激しく怒りっぽかったようで、兄弟のヤコブとともに「雷の子」と呼ばれていました。ところがその彼の心の中にキリストの愛の心が宿り、晩年には「愛の使徒」「神の使い」と呼ばれたのです。
 いかがでしょう。あなたも今日この手紙の勧め、身に着けるものについて、特に「キリストの愛の心」を心に迎え入れ、新しい人としてご一緒に歩み始めませんか? 


    ( PBA制作「世の光」 2022.2.15放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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